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(ko-chan side.)
…遅い。
明らかに遅い。
こ「何かあったのかなぁ?」
山「う〜ん?どうなんだろ?」
こ「LINEの既読、つきました?」
山「ううん、つかない。」
こ「大丈夫かな…」
川「ただいま戻りましたよ、っと、」
理「っ、痛っ」
A「理優!ゆっくり座って…。」
山「うわぁっ!?なんでAちゃんと理優ちゃん泥だらけなのっ?」
こ「何があったんですかっ!?」
川「…実は…。」
川上さんは僕らに、さっきあった事を全て洗いざらい話してくれた。
川「…という事があったんだよ」
山「…酷い、っ、」
こ「今の話からいくと、その女の人達、広島からつけてきてたんでしょ?」
山「僕、こうちゃんに聞いたじゃん。気配、感じないか、って…。あの時、きっと居たんだよ!僕らのすぐ側にっ………もっと早く僕が気付いていれば、止められたのに…。」
川「山本は悪くない。皆気付けなかった。」
こ「ほんと済みませんでしたっ…、川上さん1人に負担めっちゃ掛けて、本当、済みませっ」
A「いい加減、辞めてくださいっ!!!」
山・こ「っ!?」
なっ、なんだ?
なんかAちゃん、すごく怒ってる感じがする…。
A「もう皆さん悪くないです、そういう事にしましょっ!ね!? じゃないと皆さんキリが無いでしょっ!」
山「え、あ、」
A「もうこの話は、お・し・ま・い!」
「…分かりました?ニコニコ」
こ「う、うっす…」
A「分かったならいいんですよ〜笑」
さっきAちゃんから禍々しいオーラを感じた…。気の所為じゃない。
Aちゃん、只者じゃない感が凄かったな…。
川「お、そろそろ花火じゃん」
A「うわぁ楽しみ!」
理「最初に打つ花火、どんなんなんじゃろぉ?」
A「めっちゃくちゃ大きいヤツに決まっとるじゃろ!」
理「いやぁ!楽しみぃ!」
いや、ケロッとしすぎ…。
下手すりゃトラウマになるレベルのヤツだったのに、何でこんなに笑ってられるんだ?
メンタル、タングステンか何かか?
A「こうちゃんさん!もうすぐですよ!」
こ「っうん、楽しみだね!」
山「こうちゃん、スマホ用意しとかなきゃ、ほら!」
こ「あっそうだった!!ヤバい!!」
山「急げー!」
慌てて出した俺のスマホのファインダーが、夜空を捉える。
瞬間。
大きな破裂音と共に、大輪の華が咲いた。
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まかろん(プロフ) - 七海さん、ありがとうございます!これから徐々に表記編集等手を加えていきます! (2020年7月2日 15時) (レス) id: bcade74722 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 本来はこの話ももうアウトなのでしょう。でも、ここからも消えてしますと、ファンとしては、死活問題です。続けてくれて嬉しく思いますが、表記等を一応、変更されることをおすすめします。 (2020年7月1日 22時) (レス) id: a25663fd98 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アドバイス、感謝します!ありがとうございます!! (2019年11月30日 19時) (レス) id: e6f54d2178 (このIDを非表示/違反報告)
みゅ〜(プロフ) - そうなんですね。「広島県立私立」と書かれていたので県立なのか私立なのかわかりませんでした。「広島私立」とだけだったらわかりやすいかと思います。 (2019年11月25日 20時) (レス) id: d30d65eeab (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 私立です!分かりにくかったようで、すみませんm(*_ _)m (2019年11月25日 19時) (レス) id: e6f54d2178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろん | 作成日時:2019年9月16日 18時