今日も私は本を読む【文スト】

買い出しと町医者 ページ7

ビルから出ると既に夕日が出ていた。

「っはぁー！今日は楽しかったわ！ありがとう！A！」

『どういたしまして。』


エリスちゃん、喜んでくれたみたいで良かった。


「今日はありがとう。私も楽しかったよ。」

『こちらこそ、では諸事情がございますので失礼します。』

「A、またね〜！」


私も笑顔で手を振る。


却説……シロのエサを買って家に帰ろう。





自宅に帰り、買ってきた猫缶をシロに渡す。

ニャ〜ン〜。

美味しそうに缶の中身を頬張るシロ。


『エリスちゃんの服選び、楽しかったな〜……。』

今日１日の出来事を振り返る。


そこで私はふと思い付いた。

そうだ！日記を付けよう。

物語を描くかのように。








『シロ〜、私決めたよ。一日の出来事全部、物語風に書き留める。』

「ニャ？」

『そうだな〜、シロと福沢殿と出会ったあの日から書こっかな。』

「ニャーン！」





_________

ねぇエリスちゃん？


なに？りんたろう。


今日会った上原くんだけど、
随分礼儀が良いと思わないかい？


……そう？


……フム、ちょっと調べてみるのもありかもね……


……変なことしないでよ？


しないよ、私にとって


……対立するものでなければね。

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