不思議と話 ページ27
小さい頃から私の皮膚に水が触れると徐々に凍ってしまう。
そんなことを聞いて驚かない人などいるのだろうか……。
『みっ、三浦さん……貴方のその……凍るのって……』
「君はひょっとしなくとも異能力者かい？」
「まさかこうもあっさり見つかるとはな。」
「確かに私は世間でいう異能力者ですよ？小さいときからの。だけど先生と黒服さんのは知らないです。」
私が初めてこの世に異能力という力を持ったものが本当にいるのだと知った。
異能力者がいるということは聞いたことはある。だが、その力をこの目で見たことはない。
それ故に異能力というものも、この時まで只の噂だと思っていた。
｢医師やポートマフィアの繋がりを知らないって事は…考えられるのは2つ。｣
｢異能か、はたまた臓器か……｣
何やら2人で話し込んでいる。
込み入った事情というものがあるのだろう。
『…………異能力…か。』
｢……上原さん？何か異能力で気になる事でもあるんですか？なんなら教えますよ？｣
気になる事。
はっきり言えば上げだしたらきりがない程ある。
異能力にはデメリットがないのかだとか、
異能力には他にどんな物があるのか、
何故異能力は極少ない人間にしか携わっていないのか。
ほらね？上げだしたらきりがないんだ。
私は知れることがあるなら知りたいと思ってしまう人間だから、
簡単になんでも答えるような言い方したらダメだよ？
と心の中で呟きながら、
『……ここで気になること全部聞いても、国木田さん達が困るだけです。
だから次の機会にでも聞くとします。』
と返答した。
｢！！それってまた会ってくれるって事ですよね！やったっ！嬉しいですー！！｣
……ま、本人が喜んでるなら良いか。
｢……2人で話してるところ悪いねー？｣
｢もう少し聞きたいことがある。｣
続く
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千羽(プロフ) - ただの本好きさん» 間違いを指摘していただき、ありがとうございます。本日修正しておきました。 (2019年7月13日 10時) (
レス) id: 09d732a1d4 (このIDを非表示/違反報告)
ただの本好き(プロフ) - すみません、あの・・・異能力が居能力になってます。 (2019年7月13日 7時) (レス) id: 1d708256dc (このIDを非表示/違反報告)
ハルイチ(プロフ) - モブの太中さん» ありがとうございます。不定期更新ですがこれからも応援よろしくお願いします！ (2019年2月1日 18時) (レス) id: 09d732a1d4 (このIDを非表示/違反報告)
モブの太中(プロフ) - とっても面白いです！更新頑張ってください！応援してます。 (2019年1月30日 22時) (レス) id: 7599fd34ad (このIDを非表示/違反報告)
ハルイチ(プロフ) - にんじんさん» ありがとうございます。不定期更新ですが、これからもこの作品を読んでいただけたらと思います。不定期更新ですが、許してください。(汗 (2019年1月24日 10時) (レス) id: 09d732a1d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千羽 x他1人 | 作成日時：2018年11月26日 0時
