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不思議と話 ページ26

ーーーてなわけで、俺達はとある探偵業に勤めている。


『探偵……ですか。』

「そ。」

「すまんな、この唐変木が迷惑をかけて。」

『いえ、こちらこそすみません。お茶代はきちんとこちらで払わせていただきますから。』

「気にしなくていいよ清楚なお嬢さん。お茶代は国木田君が払うから。」
と潔い笑顔でそう言う包帯を巻いている男性。

「貴様という奴は……!!」
と先刻の発言にキレる眼鏡の男性。

大宰さんと国木田さんというお名前だそうで。
横浜にある探偵社に勤めているそうな。

今は中華街から遠くない喫茶店にて過ごしている。

「そういえば中華街で言ってた聞きたい事って何です?……あ、このお茶美味しい……!」

と訪ねるのは三浦さんである。
今は絶賛暖かいお茶を飲んでいる模様。


『……そういえばそんな話を先刻してましたね。』

「先程、私達が探偵業に勤めている……ということは話をしたのだけれど、その探偵社にとある依頼が入ったのだよ。」

『して、その依頼内容とは?』


本来依頼内容を聞くのは無礼だが、聞き取り調査をすると先に言ったのは大宰さんだ。

と、いうことは依頼内容を聞く権利は当然あるだろう。


「その依頼というのが気になる物でね、この近くに総合病院があるだろう?そこの病院に勤めている看護師からの依頼なのだけれど」


ーーーそこの医師と黒服が何やら夜中に密談をしているらしいから怪しい事がないか調べてほしいとの事なのだよ。


『密談……しかも医師が。それは確かに気になる事ですね。』


「お嬢さん方には無いだろうけど、この世には異能力者と呼ばれる者が少なからずいる。
異能力者は良くも悪くも希少。その力を得ようとする者も当然いる。
その病院内にも異能を持った者が居るらしい。」

「その異能力者が関係してると俺達は踏んでる。だがその者の情報を仕入れる前に病院を出たらしく、詳細は不明のまま。」

「だから病院を最近退院したという人をしらみつぶしに探しているのだよ。
そして街中にてたまたま病院食の話をしていた君達に声をかけたのだよ。」

『なるほど。』

彼等の話を聞いて、どういう経緯なのかやっと理解できた。


「あの……真面目な話してる最中にスミマセン。
暖かいお茶をもう一杯頂けますか?
小さい頃から水分に触れると何故か」


『!?』


この時この場にいた私達が
淡々と告げる彼女の飲んでいた湯飲みの中身を見て、驚きを隠せなかった。



ーー凍っちゃうんです。変ですよね?

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千羽(プロフ) - ただの本好きさん» 間違いを指摘していただき、ありがとうございます。本日修正しておきました。 (2019年7月13日 10時) (レス) id: 09d732a1d4 (このIDを非表示/違反報告)
ただの本好き(プロフ) - すみません、あの・・・異能力が居能力になってます。 (2019年7月13日 7時) (レス) id: 1d708256dc (このIDを非表示/違反報告)
ハルイチ(プロフ) - モブの太中さん» ありがとうございます。不定期更新ですがこれからも応援よろしくお願いします! (2019年2月1日 18時) (レス) id: 09d732a1d4 (このIDを非表示/違反報告)
モブの太中(プロフ) - とっても面白いです!更新頑張ってください!応援してます。 (2019年1月30日 22時) (レス) id: 7599fd34ad (このIDを非表示/違反報告)
ハルイチ(プロフ) - にんじんさん» ありがとうございます。不定期更新ですが、これからもこの作品を読んでいただけたらと思います。不定期更新ですが、許してください。(汗 (2019年1月24日 10時) (レス) id: 09d732a1d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千羽 x他1人 | 作成日時:2018年11月26日 0時

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