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狐を救う雪 ページ10

さっきの少年、狐のお面してた

莉「異形の鬼を見かけているから追いかけてみよう」

案の定少年は木の陰で隠れていた

?「俺に…助けられるのか?」

莉「こんにちわ」

?「っ!」

?「誰だ、君?」

莉「僕は美峯雪莉都だよ。よろしくね」

莉「君は?」

炭「竃門炭治郎だ」

莉「そっか。炭治郎、あの人を救いたい?」

炭「あぁ!」

莉「それじゃあ一緒に倒そうか」

莉「僕は雪の呼吸を使うけど、扱ってるのは氷も一緒。僕が氷でアイツの動きを止めるから炭次郎が首を斬って」

炭「あぁ!分かった!」

僕はバレぬようこっそり後ろへ回る

そこで話していて分かったうろこだき?って言ったかな。それが彼の育手

そして藤の花の牢獄にこいつを閉じ込めた人

炭「莉都!」

莉「!」

莉「雪の呼吸 陸の型 氷華咲」

手鬼「なんだ…?体が動かない!」

炭「水の呼吸 壱の型 水面斬り」

手鬼「ガッ…」

莉「倒した…?」

炭「あぁ…」

どうして悲しそうな顔をするのか…

莉「どこか痛いの?」

炭「いや…この人から悲しそうな匂いがしたから…」

莉「匂い…?」

炭「俺は鼻が効くんだ。」

莉「悲しい…かぁ」

そのまま僕らは別れた

僕は気がつけば藤の花の咲いた元の場所に戻ってきていたようだ

莉「生き残りは…五人?」

莉「少ない…」

僕らが救った人もいない、喰われたんだ

莉「っ!」

妙な虚しさが胸に残った

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作者名:アワワソーダ x他1人 | 作成日時:2019年10月13日 18時

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