天使と悪魔 ページ8
私「マリンちゃん…？」
天使の口から出ないような言葉に耳を疑い、思わず顔を引きつらせる。
その様子を見た天使の顔はみるみる歪んでいった。
……悪魔、という言葉が脳裏に浮かぶほど。
マリン「わかってないの？？
……良い？マリンみたいな子はね、自分からこんな汚い仕事しなくていいんだよ」
私「……え？」
理解が追いつかず、唖然としてマリンちゃんを見つめる。
マリン「だーかーら！
こういうのはマリンの仕事じゃなくて、
元々コソコソ雑用やってたアンタみたいな子の
仕事だって言ってんの！」
私「…私みたいな、子？」
マリン「そ、"雑用係"ちゃん♡」
そう言って私を嘲笑するマリンに、もはや言葉が出なかった。
……目の前にいるこの子は、天使か、悪魔か？
マリンちゃんからボロボロと化けの皮が剥がれていく。
私「………」
マリン「あは、自分の立場にようやく気付いた？？」
ショックと驚きで固まっている私の肩を
マリンちゃんは"天使の笑顔"でトン、と叩いた。
マリン「わかったならここ、とっとと掃除してくれる？マリンこういうとこ嫌いだから早く出たいんだよね」
そしてマリンちゃんは倉庫を一瞥すると、私が手渡そうとしていた箒をグッと私に押し返した。
そんな態度に、思わず怯みそうになる。
…………でも。
私「……マリンちゃんがやって」
マリン「…は？」
ぽかん、としているマリンちゃんに
押し返された箒を無理やり持たせる。
私「掃除。やって？
……はい、ほうき」
マリン「………
…アンタ、話聞いてた？」
イライラしているのか、マリンちゃんの顔が怒りに染まっていく。
それでも構わず、聞いてたよ、と言いながら
もうひとつの箒を手に取った。
マリン「バカにしてる？マリンのこと」
私「してないよ。でもこれ、"マリンちゃんの仕事"だし…。
私は手伝いに来ただけだから」
マリン「………！！」
怒りで震えるマリンちゃんに「そっち側お願いね」と声をかけ、早速掃除に取り掛かる。
……冷静に見えるけれど、内心はかなりビビっている。
今にも後ろから怒声が聞こえてきそうだ。
大丈夫かな、と後ろを気にしつつ
ドキドキしながら床を掃いていたとき______
マリン「……
………まだ、自分の立場わかってないみたいだね？」
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初心者です！ - あったあったダイナマイト！マリンに投げてこよ (11月26日 8時) (
レス) id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新どっかに落っこちてぇかなぁ。 (7月15日 22時) (レス) @page23 id: 71597d68ff (このIDを非表示/違反報告)
ぼくのなつやすみ(プロフ) - るしゃんしゃんピーナッツさん» コメントありがとうございます！！沢山読んでいただけて嬉しいです…！！(感激)超不定期更新ですが何卒よろしくお願いいたします…！！ (2023年3月24日 0時) (レス) id: 246b1a9deb (このIDを非表示/違反報告)
るしゃんしゃんピーナッツ(プロフ) - 更新ありがとうございます！昨日見始めましたけど全部見させていただきました！どれも楽しんで読ませていただいております(*^^*) (2023年3月23日 19時) (レス) id: 7bc9f0a3bc (このIDを非表示/違反報告)
ぼくのなつやすみ(プロフ) - ヒナさん» ヒナ様、いつもありがとうございます♡まだ読んでくださる方がいるのが凄く嬉しいです…！他作品諸共ゆっくりですが更新していこうかなと思っていますので、引き続き楽しみにしていただけたら幸いです❁⃘ (2023年2月28日 21時) (レス) id: 069408cbcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼくのなつやすみ | 作成日時：2022年9月24日 7時
