REVERSE. 3 ページ18
先程、島中を歩き回っている時に見つけた花畑。
そこにゆっくりと寝転がった。
……グランドラインの無人島で少女が1人。生きられるわけがない。
"ひとりぼっちで生きていたくない"
___もう、何もかも諦めた。
だからせめて、最期は彼らが愛してくれた"私"でありたい。
…この命尽きるまで、天使のように。
マリン「…………お父さん、皆。
……守ってくれたのに……ごめんね…」
憎たらしいくらい、ただ純粋に光るだけの星明かりが
私の青い瞳に反射した。
……昔、"人は死んだら星になるんだ"と教わったことがある。
もし今見ている星の中に仲間たちがいるのであれば
こんなに綺麗に輝いているのも納得がいくな、なんて
そんなことを呑気に、うつらうつらと瞼の落ちる時まで考えていた。
−−−−−−−−−−−−−−
____『……おいみろよ、果物が沢山あるぞ〜！！！』
『これだけあれば暫くは大丈夫そうね…』
『Aちゅわ〜ん！！！♡君に似合う綺麗なお花があったよ♡』
マリン「……
……ん…」
…どれだけ眠っていたのだろうか。
聞こえないはずの"人の声"に目を開けると
日射しが私の視界を襲った。
眩しい、と声に出す前に
あることに気付く。
マリン「………まって、"人の声"…？」
ガバッと上半身を起こす。その拍子に、花びらがいくつかヒラリと私の周りに散った。
でも今はそんなことを気にしている余裕はない。
………人がいる。
この無人島に、人が…！！！
マリン「……っ…！！」
相手がどんな人かもわからないのに
その時の私の顔は喜びに満ち溢れていた。
"もう、ひとりじゃない"
さっそく探しに行こうと、辺りを見回す。
そのとき……。
A「……ねぇ、何してるの？」
…すぐ横を向くと
既に、知らない女の子が傍に立っていた。
"いつの間に"と驚いて目を見開く。
私が驚いたのはそれだけじゃない。
マリン「………かっ、」
A「…？」
マリン「……！」
マリン(…………かわいい…っ！)
……直感的に、"天使"という言葉が頭に浮かぶほど
目の前に立つ少女は愛らしかった。
固まる私に少し戸惑いつつも
柔らかな笑みを浮かべている彼女。
つい先程まで、冷たい海のようだった私の心に
温かい陽の光が優しく射し込んだ。
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初心者です！ - あったあったダイナマイト！マリンに投げてこよ (11月26日 8時) (
レス) id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新どっかに落っこちてぇかなぁ。 (7月15日 22時) (レス) @page23 id: 71597d68ff (このIDを非表示/違反報告)
ぼくのなつやすみ(プロフ) - るしゃんしゃんピーナッツさん» コメントありがとうございます！！沢山読んでいただけて嬉しいです…！！(感激)超不定期更新ですが何卒よろしくお願いいたします…！！ (2023年3月24日 0時) (レス) id: 246b1a9deb (このIDを非表示/違反報告)
るしゃんしゃんピーナッツ(プロフ) - 更新ありがとうございます！昨日見始めましたけど全部見させていただきました！どれも楽しんで読ませていただいております(*^^*) (2023年3月23日 19時) (レス) id: 7bc9f0a3bc (このIDを非表示/違反報告)
ぼくのなつやすみ(プロフ) - ヒナさん» ヒナ様、いつもありがとうございます♡まだ読んでくださる方がいるのが凄く嬉しいです…！他作品諸共ゆっくりですが更新していこうかなと思っていますので、引き続き楽しみにしていただけたら幸いです❁⃘ (2023年2月28日 21時) (レス) id: 069408cbcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼくのなつやすみ | 作成日時：2022年9月24日 7時
