僕は君を、君は僕を好きになる

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涼太『A...ごめん』



涼太は触れることなく近寄ることもなく
ただ私に向かって頭を下げて

涼太の後ろにいた亜嵐と裕太、北人も
辛そうな表情を浮かべていた



涼太『女子たちの言葉に惑わされて
1番大切なことを忘れてた

Aのこと...ちゃんと考えてなかった』

『....』

涼太『許してもらおうなんて考えていないよ

でもたとえ殴られても蹴られても罵られても
僕はもう一度Aの側にいたい』

『涼...太っ』

涼太『もう一度...僕達を信じてくれる?』

『うん...』

涼太『本当に信じてくれる?』

『...何回も言わせないでよバカ涼太』

涼太『(*´ｰ`*)ﾆｺｯ


よかった いつものAだ』



そう言って私を抱きしめようとした時だった



亜嵐『はいストーーーーップ！！』

『な、なんで亜嵐が止めるのさ！！』

亜嵐『なんでむさ苦しい男3人が
空気扱いされなきゃいけないのさ！！』

『北人はむさ苦しくない！！』

北人『え?』

『だって北人可愛いもん！！』

裕太『A俺は俺は?』

『裕太はうるさい』←



すると肩を震わせ必死に声を抑えて笑っている
静香と涼太

北人は訳がわからずポカーンとしてる



亜嵐『なんか俺の扱い雑になった泣?』

『え、そう?』

静香『元からでしょ』←

亜嵐『うわ...俺今昂秀の気持ちがわかるわ』

『いや、昂秀くんがかわいそう

昂秀くんまだ純粋だから』←

亜嵐『待って！昂秀よりも扱い雑！！』



いつの間にかいつもの空気が戻っていて

皆いつもの笑顔だった


怖かった...でも怖かったからこそ
今こうして戻れたことが凄く嬉しい


静香『じゃあまた明日ね』

『うん ありがとう静香』

静香『...今のAすごくいい顔してる

じゃあね』




そう言って去っていった静香達

でもその中で涼太は何か思い出したかのように
振り返って戻ってきた


涼太『明日の朝からAの家に
迎えに来てもいい?』

『え、でも涼太の家逆方向...』

涼太『僕がそうしたいの ダメ?』

『ううん じゃ明日から待ってるね^^』

涼太『うん(*^^*)』



そう言って先に歩いている亜嵐達のところへ
走っていった涼太


あんだけ毎日が嫌に感じていたのに
気づけば明日を楽しみにしていた自分がいた



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