第7話 byあみゅ ページ7
side天原 千璃
「嫌だ!俺は何もしてない!やめてくれ!!」
うるさい声が鉄臭い部屋に響き渡る。
「質問に答えてよ…。ナイフかスタンガン……どっちで死にたい?」
僕が質問しても「嫌だ」「何もしてない」しか言わない。
かれこれ10分はこのやりとりをしていると思う。
「じゃあ……両方で死ぬ?」
罪人は黙った。顔が真っ赤で、目に涙を溜めている。涙を流さないのはプライドがあるからだろうか。
まぁ、どうでもいいけど。
罪人がまた叫び出した。本当に罪人が何もしていなくても、上からの命令が出てるから処刑しないと……。
僕の中で結論が出た。
僕は叫び続けている罪人にゆっくり近づいた。
罪人は震えている。僕は構わず首にスタンガンをあてた。
「今日は……スタンガンの気分なんだよね……。」
「いい?」僕は聞いた。
すると罪人がまた叫びはじめた。
僕もうんざりしてきた。
「死にたくないのはわかるけど……諦めも大事……だよ?」
罪人はまだ叫んでいる。さっきよりも大きな声で。
面倒臭い。僕はナイフを取り出して罪人の首近くの壁を狙ってナイフを投げた。
「ひぃぃ!!」
罪人は叫ぶのをやめた。だが、鋭い目付きで睨んでくる。
「もう……諦めなよ…。」
「これが貴方の運命だったんだよ……。」
罪人が何か喋ろうとした。だが、それよりも先に、僕はスタンガンを首にあてた。
「まぁ、これが仕事だから……。」
電流を流した。
罪人は床に崩れ落ちた。
僕は罪人が目覚める前に、罪人の心臓めがけてナイフを振り下ろした。
血飛沫が舞う。
とても綺麗な赤色の血。
今日も朝から1人処刑した。
僕にとってはいつもどうりの1日の始まりだ。
13人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カルク(プロフ) - 更新しました!! (2019年7月17日 8時) (レス) id: 46db662a70 (このIDを非表示/違反報告)
カルク(プロフ) - 更新させていただきます! (2019年7月17日 7時) (レス) id: 46db662a70 (このIDを非表示/違反報告)
nekoarisu(プロフ) - 更新させていただきました! (2019年7月16日 21時) (レス) id: 322193fd57 (このIDを非表示/違反報告)
nekoarisu(プロフ) - 更新させていただきます! (2019年7月16日 21時) (レス) id: 322193fd57 (このIDを非表示/違反報告)
味噌鯖 - しました! (2019年7月16日 15時) (レス) id: 9ffca39a54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ