【合作】僕らに朝は来ない。 (ページ11)

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第11話 byカルクページ11

side 津嶋司(処刑人:許可なしでも使用して貰って大丈夫です)

処刑終わり、なんとなく罪人達の部屋の付近を通った。

「出たい」

そんな声がいくつか聞えた気がする
まあそんなことを言うのは入ってきたばかりの罪人くらいだろうし、気にすることはないか

それよりセンパイ…というかなんというか、その人に押し付けられた仕事が多分机の上に積まれているだろう。それを考えるだけでまだ処刑をしている方がマシかと思ってしまう

まあ、上からの命令をやるだけ、それだけなのだからそこまで苦ではない
むしろ自分で考えず事が進むと思えば気が楽だ

｢これを…上司の前で言えば怒られること間違いなしなのがまた…はぁ…｣

机の前に行けば案の定書類…まじであの人なんなんだろ、1回滅ぶのもありだと思う、うん

さっき罪人が出たいと言った声が妙に頭に残っている
考えて結論が出るわけでもないし出す脳でもないからそれ以上考えないようにしたいんだけど

そういえばあの機械は不良品だときいたな…
確かにそうなのかもしれないと少し思ったり思わなかったり…

そんなことを考えてるうちに職業病なのか勝手に手が進んでキリのいいところまで進んでいる、そういえば時計も割と進んでる
そんな熱中できるようになったのか俺

なんか、慣れるのって変な気分だな、なんかこう…嫌なものだな、これを22で経験する俺も俺だが

センパイと先輩方が今ここにはいない、騒がしくないのは暇だ…次の俺が担当の処刑は夕方頃だし、少し出歩くか

面倒事がないといいけどな