〜第103話〜 ページ39
Aside
ﾊﾟﾘﾝｯ…
薔薇の茎が解けて、檻が割れて、
視界が一気に明るくなった。
それと同時に目の前にディアが現れた。
ディア「優しさって、こんなに温かいんだな。
全然、気がつかなかった。」
A「それが、どうかしたの？」
ディア「…私はもう、消える。ただでさえ、作られた存在だったからな。よかったじゃん。
お前から憎しみや悲しみが消えるんだから。」
A「…、じゃあ私は貴女が消えるのを止めるわ。貴女と1つになる。」
ディア「なぜだっ…？自分の1番醜い相手が消えるんだぞ！？」
A「確かに、貴女は私にとって醜い存在。
でも、それと同時に、貴女は私が生きていく上で必要不可欠な存在なの。憎しみや悲しみ、それらを背負ってこそ、生きる意味がある。」
ディア「ﾌｯ…(ﾆｺｯ。そうか…。それなら私は、貴女のために力を貸す。貴女の感情として、私は貴女の中で生き続けよう。」
ディアは両手を差し出す。
私はディアの両手を自分の両手で包み込んだ。
そして、
A「ありがとう、ディアがいてくれて、
本当に…よかった…！大好き…！」
ディアは微笑んで、目を閉じた。
ディアの目から、ひと粒の涙がこぼれ落ちた。
私も、微笑んで目を閉じた。
まばゆい強い光が、私達を包み込んだ。
・
・
・
・
再び目を開くと、
目の前には雷門のみんながいて、
剣城に抱きしめられていた。
現実世界に戻ってきたんだ。
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沙織 - 最後までたのしませてもらいました! (2017年11月19日 18時) (
レス) id: e72549a23c (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - 沙織さん» ありがとうございます！！ (2017年10月28日 18時) (レス) id: 6c9ecd239c (このIDを非表示/違反報告)
沙織 - 終わりかた。続きが気になる頑張ってください (2017年10月28日 15時) (レス) id: e72549a23c (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - 沙織さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません！いつもありがとうございます！これからもがんばります！ (2017年10月13日 18時) (レス) id: 6c9ecd239c (このIDを非表示/違反報告)
沙織 - 夢咲みこさん» ディアになちゃってこれからどうなるか気になって仕方ないです！これからも更新がんばってください！ (2017年9月17日 12時) (レス) id: 25942567dc (このIDを非表示/違反報告)
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