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それからあっという間に時間は過ぎ、修学旅行も呆気なく終わった。
あの後
丈一郎：末澤とおるん？
A：ごめんちょっと気分悪くて休んでた
丈一郎：そか、気付かんでごめん
のやり取りだけで、特に丈と話すことも無く帰ってきた。
帰りのバスで
「丈くんめっちゃいい人やった〜！Aちゃんありがとう…！」
と連絡先を交換できたらしく嬉しそうな千紗ちゃんにお礼を言われた。
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ちょっとずつ、ほんのちょっとずつ崩れ始めたのはこの頃からだったのだろうか。
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高校3年生になった。
念願でもなんでもないけれど、丈と誠也と同じクラスになった。
「うわまさかの同じクラス笑」
なんて笑いながら教室に入ってきた丈を見て、心踊ったのは言うまでもない。
受験生の年ってキツいんだろうなと思っていたけど、2人と同じクラスなら乗り越えられそうな気もした。
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「末澤って大学どこ希望なん？」
授業の合間の休み時間、すっかり受験生モードなのか誠也に聞く丈。
「え、お前らと一緒やけど？」
「は？末澤頭いいんやからもっと上行けるやん」
「確かに。誠也生徒会長もやってるんやし先生たちも同じこと言うと思うよ？」
「別に俺が決めたんやし。それに……………一緒がいいし」
そう言うと少し照れくさそうにそっぽを向いた誠也。
「末澤って俺らのこと大好きよな笑」
って丈がからかうと
「別に丈は好きちゃうし！」
「は？照れんなって笑笑」
と2人で言い合いを始めた。
そっか、誠也も大学一緒か。
じゃあまた3人で過ごせるのかってぼーっと2人を眺めながら思った。
「なんか来年も同じ光景見てそう笑」
って楽しみなような気もして、受験勉強頑張れそうだな、なんて単純な私は変わらない未来を信じてやまなかった。
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マヨ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (7月4日 23時) (
レス) id: 99f2c21ac8 (このIDを非表示/違反報告)
#puppy(プロフ) - kkさん» kk様 感想ありがとうございます（涙）絶対優しい誠也くんに沼る方が幸せなのに、ぶっきらぼうな丈くんも最高なんですよね…。これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！ありがとうございます<(_ _)> (6月7日 21時) (レス) id: 91c474df54 (このIDを非表示/違反報告)
kk(プロフ) - 丈末大好きなのでいつも楽しみに読ませて頂いてます❤︎丈くんとは、お互い素直になれないし、誠也くんは変わらず優しいしでドキドキです❤︎❤︎これからも更新楽しみにしてます！ (6月5日 22時) (レス) id: 797470a670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#puppy | 作成日時：2022年9月3日 22時
