No.244 ページ6
青海の言う通りだと、
体育館を借りて早速やってみるが何度やっても成果は無い。
「危機感が足ンねンだよ。
もっとボコしゃあひょっこり発現すンだよ。
んで、その状態のテメーを完膚無きまでにブチのめして俺が一番」
「モチベーションおさえて」
「アクアー！もうすぐでご飯だよー！！」
「あ、はーい！
とりあえず、今日はここまでね。
サニー！悪いけど押してくれるー？」
「いいよ。
さっ、行こう！」
青海はペコリと一礼して、
サニーに車椅子を押されてその場を去る。
その後、爆豪と緑谷も合流して若干バラつきながらも寮へと戻った。
「バカヤローー！！
てめー！！弱音吐いてンじゃねー！」
「しかし…
今日、俺は完全におまえの上を行かれた」
「俺は金属故に熱に耐えられる！！
だが！！金属故に限界硬度がある！
打てば打つ程硬くなるてめーとは違ってな！
俺とおめーは！！違う強さがあんじゃねえのか！？」
「うおおおてつてつーーーー！！」
「お、おおう…男の友情…」
寮へと帰れば、
一部を除くB組がおり一層賑やかだった。
楽しい雰囲気にニコニコしているとすぐさま轟が来て話し相手になった。
「青海」
「轟くん、B組の人たちも来てたのね！
いい雰囲気で嬉しいわ！」
「おう…(可愛い…)」
「ニヨニヨ)」
相変わらず青海のことが好きな轟に
サニーは思わず口角が上がる。
とりあえず彼に手柄を上げる為に猫の姿になって青海の膝に座る。
「？サニー？」
「ちょっと疲れちゃってね〜
ショート、頼んでいい？
(感謝しなさいよ、ショート)」
「ああ。
(助かるサニー)」
「？うん、ありがとう。
あ、そういえば今日の炎！
とっても凄まじくてビックリした！
あんなに使えるようになったのね！」
「…いや、まだまだだ。
青海も凄かったぞ、あの竜」
「ふふーん。
私たちの自信作〜
また作りたいなー！」
「そうか…
(青海に負けないように、
青海の横に立つ為に…)
俺はもっと、上に行くよ」
「！……うん、お互い、頑張ろうね」
「おう…」
(((なんかあそこだけ花飛んでる…)))
(((え？何？轟って十文字狙いなの？)))
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