青竜、ヒーローの道へpart6 (ページ12)

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No.250 ページ12

解放軍は敵連合と戦う意思を見せている。そして敵連合も、その誘いに乗る。

『ホークス、今回の戦いは何やらいやな予感がします』

『それはわかってる。
だが、奴らは絶対戦い合う。
話し合いなんてしないだろう』

『……異能解放軍…恐ろしい方の集まりです。
なんとかして、こちらも対策を立てなければ、
この社会は壊れます。』

ヒーロー社会が、敵に飲み込まれる。
それは何としてでも阻止しなければならない。

『青海ちゃんにとって、最悪な事態は？』

『考えたくもありません。
……敵連合と異能解放軍が、手を取り合い
ヒーローたちと同等の力を持つことなど…』

『…わかった、こっちはこっちで探るよ。
これからもよろしくね、青海ちゃん』

『はい。お気をつけて、ホークス』

バサバサと翼をはためかせ去って行くホークス。
それを見送り、青海は寮へと戻った。
青海が思った最悪な事態が、起こるとも知らずに___

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泥花町にて、起こってしまった最悪の事態。
…いや、それ以上な結果になってしまった事件が起きた。

敵連合の“個性”が進化し、
さらなる悪化を生み出した。

死柄木の“個性”による、泥花町の半壊。
ギガントマキアが死柄木を認め、後継者に選んだ。
そして…異能解放軍は死柄木の下に降った。

「(遅かった…
けど、こんなんでウダウダしてちゃ、遅れを取る。
そんなのダメ…アクア、しっかりするの！
ここで折れたら、日本が終わる…！！)」