ブルーキャンディボトル (ページ4)

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青

リビングに行くと玄関ではまちゃんが誰かと話してて、気になって覗くと同い年くらいの子。

やっぱり怖い。

いざ部屋から出てみればこう。

結局部屋に逆戻り。

もう、なんなん。俺。使えないなぁ。

紫「りゅうせー。ご飯食べへん？」

昨日は結局食べなかった夜ご飯。

お腹がすいたわけじゃないけど、まあいいか、ってリビングに向かう。

あの子は帰ったみたいやった。

紫「さっきはごめんなぁ。あの子は智洋っていうねん。同い年やし、仲良くな？」

仲良く、なんてどうせ無理やって。

どうせ向こうから離れて行くんやろ？

紫「ともは、めっちゃええ子やで。すぐ仲ようなれると思う」

青「まぁ、いつか、、」

はまちゃんはそっかー、と言ったあと、真剣な眼差しを向けた。

紫「やっぱり学校は、行かれへん？」

学校、という言葉に背筋が凍る。

はまちゃんは続ける。

人数が少なくて学年は2人、つまり智洋くんと俺なこと。

クラスは高校3学年全部合併していること。

それを異学年齢学級ということ。

みんないい子だってこと。

紫「はまちゃんはさ、流星がいやっていうなら無理に行かんでもええとは思うねん。でも、新しい学校やし一回試してみやん？」

わかってる。このままじゃあかんよな。

でもいざとなったら、怖い。

紫「校門の前まででもいいから、一回いってみいひん？」

青「わかった、」

結局、はまちゃんの押しに負けてしまった。