24 I love you…. ページ27
-和訳-
あなたがすき…。
──────────
星川「すきだよ」
私がそう言う前から落ちていた沈黙は、より深いものへと変わった。
……あれ、言っちゃいけなかったのかな………?
星川「こ、さく?」
そう尋ねるも答えない。
緋山「っ……ぇ、公開、告白?
ちょ待っ…、Aそんなに積極的だっけ…?」
代わりに口を開いたのは、美帆ちゃん。
小さく、“えっ、”と声を漏らして。
星川「へ、へ?」
緋山「ぁ、ごめん」
私の方が待ってほしい。
美帆ちゃん、あなたのしたいことが分かりません。
藍沢「────A」
星川「は…、」
吐息が漏れる。
藍沢「────────いいのか?」
抱きついているからか、耕作の低い声が、いつもより耳に響く。
それは、心臓にまで届いた。
私は、ただただ、思うがままに喋った。
星川「いいよ、いいよ。
だって好きなんだもん、分かっちゃったんだもん。
好きじゃなかったら好きなんて言わないもん。
そんな面倒くさいことしたくないもん。
本当に────大好きなんだもん」
藍沢「……A…」
さっきから耕作が私の名前ばかり呼ぶから、私は、茹でダコのように赤くなっているだろう。
思えば、下の名前で呼ぶこともカップルがやることなのかもしれない。
藍沢「前も伝えたが、もう一度伝える。
すきだ。
俺と、付き合ってください」
耕作の
けれど、それだけ真剣ということが、ひしひしと空気を通して伝わってきた。
耕作も勇気を出してくれている、だから。
私も、気持ちを伝えよう。
.
.
星川「────────はい。
私と、付き合って、ください」
.
“お願いします”
2人の声が、重なった。
嬉しかった。
.
白石「っ……ふふ。
やっとなのかぁ」
緋山「もう、焦らさないでよね。
思わず告白に口出ししそうになったじゃない」
冴島「……ほんとに。
美男美女なんだから、自信もったらよかったのに、自分に」
星川「えっと…?」
めぐちゃんと、はるちゃんも美帆ちゃんに影響されちゃったのかな、うん?
横峯「ふふ、ホントですよ。
お互いが好きあってるの、バレバレだったんですから」
雪村「両片想いってやつですね」
星川「あぇ、お主らいつの間に」
積極的な女性陣に対し、ぽかんとしている男性陣。
こんな話、興味無いよね…。
思わず苦笑した。
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Blueheart - キムチさん» ありがとうございます。書いてみますね、お待ちしていてください。 (2018年8月25日 11時) (レス) id: d757884bbd (このIDを非表示/違反報告)
キムチ(プロフ) - 藍沢がノロウイルスになって夢主ちゃんが看病しに行って、藍沢のノロウイルスが移ってしまう話を作ってほしいです。 (2018年8月24日 19時) (レス) id: ce6e0260a0 (このIDを非表示/違反報告)
Blueheart - yuuftykkさん» そういう意味だったんですね!ありがとうございます。更新、頑張ります! (2018年7月24日 15時) (レス) id: d757884bbd (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 画面が黄色くなるのは多分ですが、もう少しで文字数超えますよーっていうサインだと思います。文字数超えても投稿は出来るので、あまり気にしなくても大丈夫だと思います! この作品とても好きなので更新頑張ってください! (2018年7月24日 13時) (レス) id: 8306566024 (このIDを非表示/違反報告)
Blueheart - 真衣さん» 分かりました。小説になるべく近づけようとおもい、「」に名前をつけていませんでしたが、ご要望でありましたら、おつけいたします! (2018年7月17日 21時) (レス) id: d757884bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Blueheart | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/0jm0223
作成日時:2018年7月15日 14時