アイスが溶けるまで-4- ページ9
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ボロすぎず、高すぎないうちのアパートは
壁は確かに薄い。
ベランダの壁だって思いっきり拳をぶつければ破れちゃいそうなほど
コップ一杯に炭酸水を入れてその鳴る壁の方へ寄っかかる。
A「なによー近所迷惑!!!」
壁に向かってそう叫ぶ
角部屋の私は少し大きな声を出しても隣は永瀬しかいないのでお隣さんに何か言われることは無いだろう。
廉「...アイス、ありがとうな!!!」
言い忘れたから....とその後に小さな声が聞こえてくる。
なんだ、ちゃんとしてるじゃん。
A「....私も食べたかったんだから、」
ゴクッと鳴る喉
喉の奥で爽快にはじける炭酸
...........喉を刺激して痛いじゃないの。
じゃ!!!という声と立ち上がり歩く足音が隣から聞こえてきた。
私も立ち上がって一気に飲み干す。
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なんだろう、さっき掴まれた右腕がやけに熱い。
クーラーのついたこの部屋じゃ夏のせいにしたくてもできない。
これは一体なんなのか、ぐるぐる思考を巡らせる
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A「落ち着かないじゃんか」
((.........なんやのほんま))
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作者名:ながばし | 作成日時:2018年8月1日 19時