青に染まれ.。REN.N (ページ40)

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青に染まる-1- ページ40

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A「わー、懐かし〜！！」

廉「ちょ、俺の話の途中やろ？！」

奇跡の告白の日から4年の月日が経ちました、

相変わらず、が1番ふさわしい言葉だと神宮寺くんは言う

関係性にあまり変化はなくて、

それでも、好きなのは永瀬で

今はふたりとも就職して、

あ、でも愛莉と神宮寺くんは同居しているけれどそんなのまだしてなくて

もう少し、もう少し〝壁越し〟を楽しみたかったりして

A「海だ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

廉「あ、コンビニ」

A「行かない！！昼ごはん作ってきたって言ったじゃん！！」

綺麗な青のワンピースを着て、

永瀬に手を引かれて海へと向かう

どこまでも真っ青な海と綺麗な水色の空にもくもくっといろんな形の雲と

廉「さあ、ここでAに質問です。」

A「はいどうぞ」

廉「今日はなんの日でしょう」

A「.....付き合い始めて4年目の記念日」

そう、今日はあの日から丁度4年目

もうあれから4年の月日が経ったのかとふと空を見上げる

あれっ直ってる....使われなくなった展望台は土砂崩れかなにかで木々ばかりになってとても人が行けるような所じゃなかったのに

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿なぁ、

呼ばれればすぐに永瀬の方をむく

手のひらに小さな箱があった

いくらバカでいくら鈍感な女でもわかる

廉「...俺と、結婚してくれませんか」

ねぇ、私素敵なお嫁さんになれるかな

家庭を支える素敵な奥さんになれるかな

夢見たい、未来を誓うような＿＿

A「喜んで！！！」

全てが青に染ったようなこの場所で

私、目の前にいる愛おしいこの人と幸せになります

そう神様に誓えるような気がして

廉「なっ、泣くなや〜！！！」

A「好きな女泣かしたんだから覚悟しときなさいよ」

廉「そんな覚悟ずっと前から出来とるわ、あほ」

誰よりも、何よりも、大切と思える人と出会えたの

もう迷わないで素直に伝えよう

A「......大好き」

廉「知っとる」

((ああ、やっと言えた。))