検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:163,132 hit

遠くまで-1- ページ35

.



廉「じゃあ、明日迎えに行くから」

A「迎えにって家隣じゃんか」






そんな会話をしたのは昨日の夜のこと

その後、服を選んで髪型も検索していいのを探して

アラームより早く目を覚ました。






テレビを付けるとアナウンサーが肌寒い季節になってきましたね、とか突然夏が終わった感覚がします。とか

トーストが焼けてジャムを塗ってかじって

ひとつひとつの動作を早くしなきゃと思ってしまう。








.









A「.......アイツ、ちゃんと起きてるかな」





ふと気になったのは永瀬が起きてるかどうか

あいつの寝起きの悪さとか知らないし

いいや、と思って真っ白な壁を叩く




________トントントン、









_____ドタドタ、、、、トン、トン






廉「珍しい..なんや?!」





いま珍しいって言った

てか走ってきた?歯でも磨いてたかな?






A「起きてるかの確認」

廉「そ、そりゃ楽しみやもん!!起きとるわ!」









それだけ目が覚めてるなら大丈夫だ

そう言って私は着替え始めた。

鏡の前で必死にヘアアレンジして

バレないくらいのメイクして、

あれ、まだ20分も残ってる。



カバンの中をチェックして忘れ物がないか確認

履いていく靴も確認

何度も何度も立ち鏡の前でおかしくないか確認








ピーーンポーン


鳴った。永瀬がきた








廉「.......はよっ、」

A「何今の沈黙」

廉「...かわいい」

A「...........あそ、行こう」









平然としていなきゃ

今すぐにでも顔を手で覆ってその場にしゃがみこんでしまう

恥ずかしい、そんな褒められたことないし

こんな言葉、永瀬が初めてだよ.....









廉「さあ、ここでAに質問です」

A「はい、どーぞ」

廉「こっちが片道1時間、こっちが片道2時間どっちがええかな?」








永瀬は右手と左手を差し出してそういった

本当はすぐに答えは決まった

うーんと悩むべきなのか、いや...少しでも素直になってみようか









A「こっち、」



左手の片道2時間の方に手を添えた。


((まっまじか!!...なに話そう..))

遠くまで-2-→←ぎこちなくても顔が見たい-2-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (210 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
826人がお気に入り
設定タグ:永瀬廉 , 岸優太 , 神宮寺勇太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ながばし | 作成日時:2018年8月1日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。