遠くまで-1- ページ35
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廉「じゃあ、明日迎えに行くから」
A「迎えにって家隣じゃんか」
そんな会話をしたのは昨日の夜のこと
その後、服を選んで髪型も検索していいのを探して
アラームより早く目を覚ました。
テレビを付けるとアナウンサーが肌寒い季節になってきましたね、とか突然夏が終わった感覚がします。とか
トーストが焼けてジャムを塗ってかじって
ひとつひとつの動作を早くしなきゃと思ってしまう。
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A「.......アイツ、ちゃんと起きてるかな」
ふと気になったのは永瀬が起きてるかどうか
あいつの寝起きの悪さとか知らないし
いいや、と思って真っ白な壁を叩く
________トントントン、
_____ドタドタ、、、、トン、トン
廉「珍しい..なんや?!」
いま珍しいって言った
てか走ってきた?歯でも磨いてたかな?
A「起きてるかの確認」
廉「そ、そりゃ楽しみやもん!!起きとるわ!」
それだけ目が覚めてるなら大丈夫だ
そう言って私は着替え始めた。
鏡の前で必死にヘアアレンジして
バレないくらいのメイクして、
あれ、まだ20分も残ってる。
カバンの中をチェックして忘れ物がないか確認
履いていく靴も確認
何度も何度も立ち鏡の前でおかしくないか確認
ピーーンポーン
鳴った。永瀬がきた
廉「.......はよっ、」
A「何今の沈黙」
廉「...かわいい」
A「...........あそ、行こう」
平然としていなきゃ
今すぐにでも顔を手で覆ってその場にしゃがみこんでしまう
恥ずかしい、そんな褒められたことないし
こんな言葉、永瀬が初めてだよ.....
廉「さあ、ここでAに質問です」
A「はい、どーぞ」
廉「こっちが片道1時間、こっちが片道2時間どっちがええかな?」
永瀬は右手と左手を差し出してそういった
本当はすぐに答えは決まった
うーんと悩むべきなのか、いや...少しでも素直になってみようか
A「こっち、」
左手の片道2時間の方に手を添えた。
((まっまじか!!...なに話そう..))
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作者名:ながばし | 作成日時:2018年8月1日 19時