青に染まれ.。REN.N (ページ22)

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学生特権-3- ページ22

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廉「パレードあるらしいけど行く？」

A「あーーーどうしようかな、」

廉「じんたちは一応いい場所とったって」

A「邪魔しちゃ悪いから、見るならほかの少し遠いところにしようよ」

廉「せやな」

近すぎず遠すぎず、結果選んだのは観覧車の中だった。

そんなに見たい願望がふたりともあったわけじゃないし

なら観覧車から景色を一望したほうがいいって

観覧車のこの小さな空間と、綺麗な景色、ゆっくりと時間の経っていく感覚は

人を素直にさせてしまう

A「私ね....男の人とこんな楽しく遊んだこと初めて。」

廉「せやろな」

A「よかった、それが永瀬で。

バカみたいに子供で、目をキラキラさせて色々乗るくせすぐ酔うし、とか言って強がるし、楽しかったよ

今度は季節外れで海でも行こっかな、

楽しそうじゃない？少しバカになってそれくらいさ？？？」

廉「そんときは....危ないから俺もついてく」

A「うんわかった」

打ち上がる花火に、奪われる視線

観覧車はやっぱりいい場所なのかもしれない

全てが綺麗に見える、不思議なフィルターでもついてんのかな？

......綺麗だな、

廉「今日は12時くらいから流星群がよく見えるらしいで」

A「そっか、願い事でもしようかな」

廉「なんて願うん？」

A「.............秘密」

夜空を舞い消えていく花火の残像

それを彩るかのように輝く数え切れないほどの星たち

私は、この人と一緒にいればいつだって笑えそうな気がする

だから、この人にはずっと笑っててほしい。

そう、思えた____________＿＿＿

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愛「A〜！！」

A「あ、愛莉！！どうだった？」

愛「そっちこそ？ね？？」

こそっと話すとすぐに解散しようとなる。

もちろん愛莉は神宮寺くんが送ってくれるらしい

勇「廉、Aちゃん家知ってる？最寄りでもいいから送りなよ？？」

廉「分かっとるわ！！さっさと帰れカップル！！！！！」

そうね、よく分かってる。

帰り道はコンビニにでもよってなにか買おう

それで、流星群を見たいな

((ほんまなんなん、今のは反則や))