検索窓
今日:149 hit、昨日:451 hit、合計:260,140 hit

第107話 ページ18

薄闇から現れたのは、拳銃を持ったリシ・ラマナサンだった。
銃口をレオン達に向けたまま、立ち止まる。


レ「こうなったら潔く認めよう。そう、これは全て私の計画だ。少し話そうじゃないか。そんな物騒なものは仕舞ってくれ」


レオンが穏やかな口調で言うと、リシは眉間に深いしわを寄せた。


リ「レオン先生こそ、何か勘違いしてるんじゃないかな」
レ「!?」


___


マリーナベイ・サンズの上空を通過した軍用ヘリは、タンカーの真上でホバリングを始めた。
空中で停止したヘリから、兵士達が次々とワイヤーで降下する。

甲板に下りた兵士達は操舵室に向かった。
扉を開けて銃を構える。


兵「動くな!」


しかし、操舵室はもぬけの殻だった。



兵士達が操舵室に突入する直前。
海賊達は甲板の手すりに結んであったロープを伝って下り、タンカー近くに止めてあった数台の小型ボートに分乗した。
そして、闇夜に紛れて発進させると、タンカーを後にした。



操舵室誰もいないことを確認すると、兵士は携帯無線機を手にした。


兵「誰もいません。これより船を停止させます」


自動航行になっていたタンカーは、モニターに予定針路線が表示されていた。
予定針路では、マリーナベイの奥まで進むことになっていたが、途中で何故か変更されていた。

変更針路は大きく左に逸れて、マリーナベイ・サンズの手前にある『フラワードーム』辺りの岸に衝突する形になっていた。



やがてタンカーは変更針路のとおり、左へ大きく曲がった。

ドォォォォン

凄まじい響きを立ててタンカーの左舷前部が岸に衝突したかと思うと、湾岸道路が大きく捲れ上がり、走っていたパトカーが横転する。

岸に乗り上げたタンカーが止まると同時に、マリーナベイ・サンズ近くの岸に到着した小型ボートから海賊達が次々と上陸した。

そして海辺周辺の警戒に当たっていた警察部隊にいきなり発砲し始めた。


コ「タンカーが止まった!キッド!」
キ「ここは警察に任せよう!」


市街上空を飛びながら地上の様子を見ていたキッドは、大きく旋回した。

第108話→←第106話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (104 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
378人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きですこの映画の主題歌を大好きな三代目の臣君が歌ってたので3回も見ました (2019年7月8日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - アニメLOVEさん» リクエストありがとうございます!早速お話を考えてるAnotherストーリーの方に載せます! (2019年6月24日 18時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE - リクエストで釈放されたリシくんと再開させてください!続編楽しみにしています! (2019年6月23日 23時) (レス) id: 539a424d8d (このIDを非表示/違反報告)
くろば - めちゃくちゃ面白かったです!!続編も期待してます!!\(^o^)/ (2019年6月23日 22時) (レス) id: e8f20f4464 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - ゆうみんさん» ラブラブですよね〜羨ましい← 新一は幼児化のせいでなかなか蘭と新一として一緒にいられないですからね〜快斗・夢主カップルに少〜し嫉妬してるかもしれませんね(笑) (2019年6月23日 22時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月17日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。