【紺青の拳】探偵と怪盗の正体を知っている女子高生３（完）

第105話 ページ16

コナンside


キッドに抱き抱えられ、ハングライダーで空を飛びながらスマホで蘭に電話をかけ続けた。
日本にいる設定なんか知ったこっちゃねぇ


コ｢(ダメだ！繋がらねぇ！)｣


ドンッ


コ「は？」


凄まじい音にスマホから思わず目を離す。

タンカーの船首に立っていたユージーンの仲間がキッドに向かってロケット弾を放っていた。


キ｢！！｣
コ｢うわっ！ヤベェ！！｣


キッドがロケット弾を避けるため咄嗟に回転したせいで手が滑り持っていたスマホを落としてしまった。

ロケット弾はマリーナベイ・サンズ前の通りに着弾。
凄まじい爆風と共に、走っていた車が吹き飛ばされて転がっていくのが見えた。


コ「戦車かよ」


ドンッ


キ「くそっ、危ねぇな！」


続けて放たれたロケット弾も躱すと今度は水面に着弾して、巨体な水柱が上がった。



＿＿＿
No side

イベントプラザからマリーナベイ・サンズにやって来た蘭は、無人の一階ロビーを走っていた。
皆が慌てて避難したため、床にはキャリーケースや帽子などが散乱している。


蘭｢もぉ！何処にいるのよ！？お父さん！｣

.

.

.
蘭がロビーにくる少し前＿＿＿

ある人物がホテルのロビーにやって来た。
落ちていた帽子を踏みつけ、その手には“青いスマホ”が握られていた

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