【紺青の拳】探偵と怪盗の正体を知っている女子高生２

第50話 ページ5

コナンside


キッドは屋上プールの人気のない場所に着地した。
他の宿泊客にバレるんじゃないかとヒヤヒヤしたが、案外気づかれなかった。

人は意外と周りを見ていないらしい。


キ「アーサー・ヒライに戻るお時間だぜ。ちなみにアーサーはアーサー・コナン・ドイルだろうけど、ヒライってなんだよ？」
コ「あ、そ、それは…江戸川乱歩の本名、平井太郎からいただいたんだ。」


自分で決めておいてなんだか、少し恥ずかしいな…


キ「なるほどね」
コ「それより、コイツは間違いなく罠だぞ！」


オレが忠告すると、キッドは立ち上がりシルクハットを少し上げた。


キ「わかってるさ。だからお前を連れてきたんだ、名探偵。この手のことは得意だろ？」
コ「…理由はわかった。やり方は気に入らねぇがな」
キ「このキッド様が、黙ってるわけにはいかないだろう？」


そう言い、一瞬で新一(オレ)の姿になった


キ「さてと蘭のところ行ってきますか〜。ん？あっ…」
コ「どうした？」


キッドの視線の先を見ると


A「ｽｰｽｰ」


Aがロッキングチェアの上で寝ていた
…いや、なんでこんなところで寝てるんだ
蘭たちと一緒じゃないのか


キ「お〜い、A起きろ〜風邪ひくぞ」
A「ん〜……ん？」


キッドが頬を少し赤らめながらAを起こしていた

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