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第82話 ページ37

No side


病院から出てきたリシがローター脇に停めた車に乗ろうとしたとき、柱のそばでしょんぼりと俯いているコナンを見つけた。


リ「坊やまだ帰ってなかったのかい?」
コ「ねぇ…今夜一晩泊めてくれない?」
リ「ええ!?僕の家にかい?」
コ「家に帰っても、ボク一人なんだ…」


話を聞いたリシが車から離れてコナンに歩み寄ると、コナンは顔を上げた。


コ「あんなことがあったばかりだし、怖くって…。リシさんと一緒って言えば、お父さん達も安心すると思うんだ」


リシはうーん…と困った顔をした。
コナンはうしろめたそうに目を逸らす。


コ「(アイツと二日続けて同じ部屋とか最悪だしな…)」


昨夜、キッドと同じ部屋で寝たコナンは、キッドの酷いイビキでちっとも眠れなかったのだ。


コ「お願い!」


コナンが手を合わせると、リシは「んんー…」と考え込んだ。



___



国民の多くが住んでいるといわれるマンションタイプの公営住宅『HDB』。
リシの自宅も高層マンションの高層階にあった。

部屋は広くないがよく片付けられていて、リビングの棚にはリシの父親らしき写真と共にたくさんのメダルや盾が飾られていた。


コ「うわぁ、すごい!これみんなリシさんのお父さんが貰ったものなの?」
リ「そうだよ。親父は海洋学者でね。五年前に亡くなってしまったんだけど。研究の過程で海に沈んだ遺跡を見つけたりしていたんだ」
コ「自慢のお父さんだね」


コナンが言うと、リシは「うん」と誇らしそうに頷いた。


リ「じゃあ僕はまだ仕事が残ってるから、アーサー君は先に寝ててくれ」
コ「はーい」


元気に返事したコナンは、ふと机の方へ目をやった。
机の前の壁にはシンガポール周辺の大きな地図が貼られ、所々に赤い印がつけられている。

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美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きですこの映画の主題歌を大好きな三代目の臣君が歌ってたので3回も見ました (2019年7月8日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - ゆるグラさん» 『嬉しい』という言葉が聞けて絶賛感動中です!(´;ω;`)ありがとうございます!更新できる話数が日によって違いますが、楽しく読んでいただけるように無い文才を精一杯振り絞って頑張ります!(笑) (2019年6月14日 23時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるグラ(プロフ) - 毎日更新お疲れ様です(^^)いつも楽しみに拝見してます、この映画見て夢小説見たいなって思ってたので凄い嬉しいです! (2019年6月14日 20時) (レス) id: d14736e980 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - るるおさん» ありがとうございます!更新頑張ります!これから作る劇場版名探偵コナンの作品も見てくれたらな〜なんて(笑) (2019年6月12日 21時) (レス) id: 8f2c85a437 (このIDを非表示/違反報告)
るるお - めちゃ私の好みです!毎日楽しみにしてます! (2019年6月12日 17時) (レス) id: 595ef07877 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月9日 23時

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