【紺青の拳】探偵と怪盗の正体を知っている女子高生２

第71話 ページ26

コナンside


リシさんに連れられ、金庫室に駆けつけた。


A｢なっ、あの人って…！｣
リ｢被害者はレオン先生の秘書、レイチェルさんです｣
小｢レイチェルさん！？｣
A｢待ち合わせ場所に “来なかった“ のではなく、“来れなかった” …｣


オレらの嫌な予感が当たってしまった。


コ「あんま見るなよ」
A「言われなくても…」


蘭や子供たちと違って慣れてないAは顔を青ざめながら視線をレイチェルさんから外した
まぁ警察でもない限り慣れない方がよっぽどいいがな


小｢監視カメラは調べたのか？｣
リ｢ダメです。ハッキングされ、無人状態で撮られた映像が繰り返し送信されるようになっていました｣
小｢それで、犯人の目星は？｣

A｢！｣
コ｢どうした？｣
A｢あ…ううん、何でもない｣


キッドに何かあったのか
虫の知らせとは少し違うがAは第六感のようなものが非常に鋭い


リ｢犯人の目星は勿論ついてます。今、全力を挙げて追跡中ですから｣
小｢追跡中って、つまり…｣
リ｢犯人は怪盗キッドに間違いありません！｣


リシさんはキッパリと言い切った。
室内を見回すと天井にキッドが撃ったワイヤー銃の跡があった。


コ｢(なんにせよ、警備装置を解除しとかなかったのは落ち度だぜ、キッド)｣


キッドが犯人だと信じて疑わないリシさんに子供っぽい口調で話しかけた。


コ｢ねぇねぇ！本当ならその時間レイチェルさんはおじさんとの待ち合わせでナショナル・スタジアムに来てたはずだよね？どうして金庫室にいたのかな？｣
小｢おお、そういやそうだな｣
A｢秘書であるレイチェルさんが予定を忘れたり、時間を間違えたりはしないでしょうからね｣


おっちゃんとAが同調するとリシさんはすぐに答えた。

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