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第66話 ページ21

No side


警備室では、数名の警備員がモニターに張りつきスタジアム内の監視カメラをチェックしていた。


警備1「《金庫室に異常はないか?》」
警備2「《はい。問題はないかと》」


___


金庫室の前には2名の警官が立ち、警備に当たっていた。
すると…


レイ「《すみません!》」


突然レイチェルが慌てた様子で駆け込んできた。


レイ「《アイダン警部補が呼んでいます。急いで来てほしいと》」
警官「《い、いや、しかし…》」
レイ「《ここは私が見てますから》
警官「《わ、わかりました。すぐ戻りますので、よろしくお願いします》」


遠ざかる警官達の後ろ姿を見送りながら、レイチェルが意味ありげな笑みを浮かべる。


レイ「さてと…」


金庫室の前に立ったレイチェルのスカートが下りると同時に“白いマント”がその体を覆った。
マントから現れたのは純白のシルクハットとスーツに身を包んだ怪盗キッドだった。


快「お宝はいただくぜ」


キッドは不敵な笑みを浮かべると金庫室の扉の横にモニターのついた小さな機械を取り付けると警備室のモニターと同じものが映された。

先程盗み見た暗証番号を打ち込むと扉が自動で開いた。
金庫室の天井に向かってワイヤー銃を撃つ。

ワイヤーに引っ張られ天井へ上昇すると台座の上にフワリと降りた。


___



警備室のモニターに一瞬ノイズが走った。


警備「ん?」


警備員が顔を上げてモニターを見ると、既にノイズは消えて、無人の金庫室内の映像が映っていた。



___



台座の上に降りたキッドは腰を落とし、足元にあるチャンピオンベルトを見て、ニヤリとした。


快「いただき♪」


手にしたワイヤー銃を変形させ、グリップからガラスカッターを出す。
すると、キッドのマントで半分ほど覆われた台座からカチッと音がした。

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美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きですこの映画の主題歌を大好きな三代目の臣君が歌ってたので3回も見ました (2019年7月8日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - ゆるグラさん» 『嬉しい』という言葉が聞けて絶賛感動中です!(´;ω;`)ありがとうございます!更新できる話数が日によって違いますが、楽しく読んでいただけるように無い文才を精一杯振り絞って頑張ります!(笑) (2019年6月14日 23時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるグラ(プロフ) - 毎日更新お疲れ様です(^^)いつも楽しみに拝見してます、この映画見て夢小説見たいなって思ってたので凄い嬉しいです! (2019年6月14日 20時) (レス) id: d14736e980 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - るるおさん» ありがとうございます!更新頑張ります!これから作る劇場版名探偵コナンの作品も見てくれたらな〜なんて(笑) (2019年6月12日 21時) (レス) id: 8f2c85a437 (このIDを非表示/違反報告)
るるお - めちゃ私の好みです!毎日楽しみにしてます! (2019年6月12日 17時) (レス) id: 595ef07877 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月9日 23時

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