【紺青の拳】探偵と怪盗の正体を知っている女子高生２

第46話 ページ1

快斗(怪盗キッド)side


レオンの自宅から飛び立ち、シンガポールの街を飛んでいた。


快｢コイツはすげぇ！無風でも自由自在で、寺井ちゃんに感謝しねぇとな！｣
快｢(…にしても、あそこまでとはな…)｣


あらゆる可能性を考えていたから脱出出来たものの、正直レオンがあそこまで見通しているとは思わなかった…

しかも、極力関わりたくなかったアイツまでいるとは思わなかったし今回はかなり焦った


快「アイツの強さ化け物級だな…」


そんなヤツのハートを掴む園子お嬢様も大したものだぜ


快｢あ、いた｣


高層ホテルの屋上の縁に立っていた名探偵を両手で持ち上げ再び上昇した。


快｢助かったぜ。念の為装備を返しておいて正解だった｣
コ｢助けたくなんかなかったけどな｣


普通にイヤそうに言われた
まぁオレが居ないと名探偵は帰れないからな


コ｢そんなことより、そろそろ教えろよ！オレをここに連れてきた本当のワケを。それにAにもきちんと言ってないだろ？｣
快｢ああ、まだ言ってないな。なぁ名探偵ちょっとAに電話で繋げてくれねぇか？｣
コ｢え、あぁわかった｣ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ



Aside＿＿＿

プールサイドにあるロッキングチェアで休憩しているとﾌﾟﾙﾙﾙﾙとスマホが鳴った。
相手は新一。


A｢もしもし、新一？どうしたの？｣
新『ああ、Aか？今大丈夫か？』
A｢うん、平気だよ〜｣
新『OK、キッドこれでいいか？』
快『ああ大丈夫だ、ありがとな』


新一のスマホから快斗の声が聞こえる


A｢あれ？二人とも今一緒なんだね、空でも飛んでるの？｣
快『スゲェよくわかったな』
A｢適当に言ったんだけど…まぁいいや、やっと理由話してくれるの？｣
新『ほんと、察しのいい＿うわあああっっ！！』
A｢ちょっ、何？どうしたの？｣
新『危険運転』
A「ん？」
快『オレがいきなり高度を下げたんだよ』

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