第77話 ページ32
Aside
快斗に寄りかかり数分、着信音と共にバックが揺れた
A「ん?蘭ちゃん、からだ……もしもし?」
快斗から離れ、鼻をすすりながら電話に出た。
A「え、今?大聖堂の近くにいるよ?うん……え、ウソでしょ…うん、わかった!今行く」ピッ
快「…どうした?」
私の震える手をそっと取りながら聞いてくる。
A「園子ちゃんが…車に轢かれて、今病院にいるって…」
快「園子お嬢様が」
快「(不注意、じゃないな。仕組まれたか?)」
快斗から離れたことで目に入る肩の傷
A「ご、ごめん!寄りかかったから痛かったよね!?」
快「別に平気だよ、傷に響かねぇようにしてくれてただろ」
A「え、バレてる」
快「当たり前だ」
快「(…これAを泣かせたことがバレたら青子にどやされるな…)」
お互い伊達に幼馴染やってないもんね
そりゃ分かっちゃうか
快「まぁオレはともかくAは大丈夫かよ」
A「え、私は_」
快「オレはAを置いていくつもりないから安心しろ」
A「!」
快斗には全部お見通しだ
A「ありがとう快斗」
快「どーいたしまして」
私と快斗は、軽く走りながら病院へと向かう。
快斗は時折痛みに顔を歪め肩を抑えていた。
タクシーを使えばいい話だけど、突然肩を撃たれた人が来たら運転手が驚いて警察に通報する可能性があるので諦めた。
A「早く病院に行こう!園子ちゃんが心配だし、快斗の怪我の手当しないと…って待ってどうやって手当受けるの!?…快斗の姿で行っても、新一の姿で行ってもマズイよね…」
快斗の姿で行けば新一に身バレするし、新一の姿で行ったら肩の怪我で皆にあらぬ誤解を与えかねない…
快「そこら辺は心配しなくていい、もう考えてある」
A「流石だ」
しばらく走ると、園子ちゃんが運ばれた病院についた。
A「また後でね」
快「おう。あ、A!」
A「ん?」
快「氷貰ってきな、目腫れてるから」
A「わ、わかってるもん」
快「フッ 可愛いな…泣かせたの俺だけど」
294人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きですこの映画の主題歌を大好きな三代目の臣君が歌ってたので3回も見ました (2019年7月8日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - ゆるグラさん» 『嬉しい』という言葉が聞けて絶賛感動中です!(´;ω;`)ありがとうございます!更新できる話数が日によって違いますが、楽しく読んでいただけるように無い文才を精一杯振り絞って頑張ります!(笑) (2019年6月14日 23時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるグラ(プロフ) - 毎日更新お疲れ様です(^^)いつも楽しみに拝見してます、この映画見て夢小説見たいなって思ってたので凄い嬉しいです! (2019年6月14日 20時) (レス) id: d14736e980 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - るるおさん» ありがとうございます!更新頑張ります!これから作る劇場版名探偵コナンの作品も見てくれたらな〜なんて(笑) (2019年6月12日 21時) (レス) id: 8f2c85a437 (このIDを非表示/違反報告)
るるお - めちゃ私の好みです!毎日楽しみにしてます! (2019年6月12日 17時) (レス) id: 595ef07877 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月9日 23時