第35話 ページ36
レ「そして、あなたが高校生探偵の工藤新一さん」
快「よろしく」
軽く手を上げて挨拶をした工藤新一に扮した快斗に、レオンはふむ、と顎に手をかけ
レ「君は探偵というよりマジシャンのようだね」
快「!!」
A「(嘘でしょ!?)」
言い当てられた私たちは思わず息を呑んだ。
レ「君の指だよ。細くてしなやかだ」
快「探偵といっても、オレは腕っぷしより、ここで勝負する方なんでね」
自分の手を見た快斗は人差し指で自分の頭をコツコツと叩いた。
レ「なるほど」
レ「…隣の君はなかなか不思議なオーラを持っているね」
A「んぇ?私、ですか?」
ごくごく普通の一般人である私に視線が向けられるとは…
レ「君はよく周りのことを観察する癖があるようだね。そのせいか、周りが気が付かないことにも気づける。誰にも言ってない秘密も抱えていそうだ」
見るだけでそんなに分かるものなのか…?
それとも私が分かりやすいだけ?
普通に怖いんだけど…
A「そんなミステリアスな人に見えますかね?秘密なんてないですよ笑」
レ「おや、そうですか?」
フッと笑ったレオンさんはクルリと園子ちゃんの方を向く。
レ「おや、あちらにいらっしゃるのは鈴木園子さんでいらっしゃいますね。おじい様の噂はかねがね_」
新一は園子ちゃんの方へ歩み寄っていくレオンさんの姿をじっと見つめた。
A「…ねぇ」
快「ん?」
A「レオンさん、さすが元犯罪行動心理学者なだけあるわよね」
新「油断できねぇぞ」
快「ああ、さっきはマジでヒヤッとしたぜ」
A「指だけで見抜いてきたもんね…心臓に悪すぎるわ」
私たちが警戒心を抱きながらレオンさんの後ろ姿を見ていると、部屋の外からレイチェルさんの声が聞こえてきた。
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ベルモット - キャラクターのセリフや夢主人公と怪盗キット関係性も好みでした。紺青の拳映画館で見た時は、作画が綺麗で嬉しかったですね。園子とまことさんの恋愛とかも。 (2019年7月20日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。公式小説をお読みになっている方ですか?文章が細かく、説明文も分かりやすかったです。 (2019年7月20日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きです (2019年7月8日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月2日 11時