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第34話 ページ35

玄関ホールの奥にある豪華な広い客間に通された。


A「うわ、グランドピアノまで置いてあるじゃん」


蘭ちゃんと園子ちゃんは大きな窓から客間の向こうに広がる中国風の中庭をのぞいていた。


蘭「素敵な中庭〜!」
園「まぁまぁね」


私と快斗、新一は応接セットの扉から遠い方のソファに座った。


A「はい、新…アーサーくん」
新「ありがとう、A姉ちゃん!」


新一にオレンジジュースを渡した。
危うく“新一”と本名で呼びそうになった。


新「あれほど外では新一って呼ぶなって言ったのによぉ」
A「ご、ごめん。つい癖で」


ほどなくしてレオンさんとガタイのいい男の人が客間に入ってきた。


レ「皆さん、初めまして。レオン・ローと申します」
レ「また、私のボディーガード兼、警備主任のヘッズリ・ジャマルッディンも同席させてください」
A「日本語ペラペラじゃん…」


流暢な日本語で紹介すると、ジャマルッディンはレオンさんのそばを離れ、京極さんの方に向かった。


ジャ「《ミスター京極。あなたに会いたかった》」
京「《ありがとうございます》」


英語で話しかけられた京極さんは咄嗟に差し出された手を握った。


ジャ「《俺も空手をやっている。いつか対戦してみたいとずっと思っていた。》」
ジャ「《この屋敷には俺専用のジムがある。今晩一緒にトレーニングでもしてみないか?》」
京「《それは素晴らしいですね。是非ともご一緒させてください》」


私は紅茶を、新一はオレンジジュースを飲みながらその様子を見ていた。


A「あ、どこかで見たことあると思ったら、フラッグ広告に載っている選手か」


リシさんは早速レオンさんにおじさんを紹介した。


レ「おお、あなたが名探偵の毛利小五郎さん!」
小「いやぁ、これはどうも。まさかこんな外国の方まで名が知れてるとは」
A「新一のお陰でしょ(ボソッ」


おじさんが照れながら手を差し出すと、レオンさんは両手を後ろに組んだままおじさんの手元を見た。


レ「(妙だ…何もオーラを感じない)」


おじさんは一向に手を差し出してこないレオンにバツが悪そうに手を引っ込めた。
私の隣に座ってた新一がニッコリと微笑んだレオンはハッと我に返って微笑み返す。


レ「(まさかな…)」

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ベルモット - キャラクターのセリフや夢主人公と怪盗キット関係性も好みでした。紺青の拳映画館で見た時は、作画が綺麗で嬉しかったですね。園子とまことさんの恋愛とかも。 (2019年7月20日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。公式小説をお読みになっている方ですか?文章が細かく、説明文も分かりやすかったです。 (2019年7月20日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きです (2019年7月8日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月2日 11時

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