【紺青の拳】探偵と怪盗の正体を知っている女子高生

第31話 ページ32

Aside


リシさんと共にレオンさんの自宅の玄関ホールに入った。
おじさんは、その広さと豪華な装飾の数々に口をあんぐりと開けた。


小「うひゃあ〜！こりゃスゲーな…！」


吹き抜けの天井には豪華なシャンデリア。
玄関ホールだけでどの位お金が掛かってるんだろうか…


蘭「お父さん、大人しくして！」
小「おっ、この甲冑もかっちょいい〜〜！」
A「ちょっ、おじさんあんまり触ったら…！」


蘭ちゃんの注意を聞かず、騎馬像に駆け寄り触るおじさん。

その時＿＿＿ガチャンという音と共に騎士が持っていた槍が落ちてきた。


小「うぉっ！」


おじさんは咄嗟に頭を庇うように両手を上げた。
＿＿＿が、槍が一向に落ちてこないので恐る恐る顔を上げると、京極さんが槍を片手で受け止めていた。


京「大丈夫ですか？」
小「お、おう…」
蘭「お父さん…ちゃんとして」


蘭ちゃんは冷ややかな目でおじさんを睨むと京極さんに頭を下げた。


蘭「うちの父がすみません！ホントすみません！」
京「いえ、お気になさらずに。毛利さんに何事もなくてよかったです」


やや離れたところで蘭ちゃんたちのやり取りを見ていた快斗は、リシさんの方を向いた。

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