【紺青の拳】探偵と怪盗の正体を知っている女子高生

第29話 ページ30

快「ああっと、ここは一緒に行ったほうがいいと思いますよ」
小「あん？どうして？」
快「予備警察官とはいえ、仲良くしとけば、安くて美味しい店、紹介してもらえるかもしれないし、カジノでも…わかるでしょ？」

蘭「ん？」
A「(蘭ちゃんが怪しんでる…バレないとは思うけど…)」
小「んん！まぁそうかもしれませんなぁ」

小「よろしい！特別にこの名探偵、毛利小五郎が力を貸しましょう！」
新「(おいおい…)」


おじさんの手のひらを返すような態度に新一が呆れたような顔をした。


リ「光栄です！毛利探偵は父の母国、日本のヒーローで、自分も大ファンなんです！」
A「あ、だから日本語がペラペラなのか」
小「で、事件というのは？」


おじさんが顔をキリッと引き締めて尋ねると


リ「実は、ある実業家の元にこんなものが届きまして…」


リシさんは青いスマホを取り出し画面を見せた。
おじさんや蘭ちゃん達は、画面を覗き込むと口々に声を上げた。


蘭「怪盗キッド！」
園「キッド様！」
A「え？ちょっ、嘘でしょ！？」(小声)


私は「どういうこと！？」と快斗の方を見るが、知らないと言わんばかりに目を逸らされた。

そのスマホの画面に映ってたのは
＿＿＿怪盗キッドの予告状のカードだった

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