【紺青の拳】探偵と怪盗の正体を知っている女子高生

第26話 ページ27

Aside


蘭「園子！大丈夫？」
園「うん！真さんが守ってくれたから！」
A「あぁホントによかった…」
蘭「京極さん、お久しぶりです」
京「こちらこそ」


蘭ちゃんの挨拶に返した京極さんは、蘭ちゃんの後ろの方にいる私と快斗に目をやる。


京「あなた達は？」
A「はじめまして。蒼井Aです！京極さんのことは園子ちゃん達からよく聞いてます！」
快「はじめまして。工藤新一です」
京「京極真です」


ニコリと微笑んだ京極さんは
突然真顔になり、私の左隣にいる快斗をじっと見つめた。


京「………」
園「…真さん？どうかしたの？」


園子ちゃんが尋ねると、京極さんは


京「いえ、工藤くんとは初めて会った気がしないので…」


私と快斗、新一はギクリとした。
今さっき聞いた話通り、快斗は怪盗キッドとして京極さんと一度会っているからだ。


快「い、いやいやいや、気のせいでしょ。アハハ…」
A「(さすが、快斗の変装を見破ってるだけある、油断できない人だな…)」
園「さて、マーライオンも見たことだし、そろそろホテル行きましょ！」


園子が手を引っ張ると、京極さんは照れながら困ったような顔をした。


京「あ、それが…」
園「ん？」

第27話→←第25話

ラッキーアイテム

蝶ネクタイ型変声期

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す