第10話 ページ11
阿｢そうガックリせんでも……。ようし、気晴らしにここで1発！｣
新｢え、もうやんの!?｣
A「今子供たち居ないのに…」
私と新一はギクリとし、哀ちゃんは冷めた顔で博士を見る。
阿「アジア〜ン！クイズです！！」
クルクルと回転しながら、勢いよく白衣を脱ぎ捨てた。
白衣の下から現れたのは、マーライオンの着ぐるみを着た博士だった。
阿「シンガポールで一番人気のある催しはなんでしょうか！
1、国歌斉唱。2、旧正月のお祝い。
3、国旗掲揚。4、マリーナベイ花火大会！」
哀「なぁにその格好」
A「え？私は結構可愛いと思うけどな〜」
哀「え…」
博士の格好に呆れ、そして私の発言に目を丸くしている哀ちゃんの前で、新一はチラシの裏に哀ちゃんのボールペンで答えを書いていった。
新「答えは簡単。3番の国旗掲揚だろ？」
A「え、なんで？普通に考えたら花火大会じゃない？」
新「おめぇはバカ真面目に捉えすぎだ。」
そう言って3番の答えに丸をつける。
阿「はて、その心は？」
新「シンガポール、 “芯がポール” だから」
阿「おぉ正解じゃ！さすがじゃのぉ」
A「またダジャレか…」
新「博士の作る問題はダジャレしかないだろ」
と、呆れ顔で言われた。
…なんだろうこのバカにされた感じ、なんかムカつく
阿「よし、ではもう一問…」
そう言って着ぐるみを脱ごうとすると
新「もういいよ、A帰ろうぜ」
A「あ、うん！外も暗くなってきたしね。哀ちゃん、博士お邪魔しました〜！」
阿「え？おわっ！あたたた…」
私たちを振り返りながら着ぐるみを脱いでいた阿笠博士は着ぐるみに足を引っ掛けてドスンとその場に倒れた。
A「え、あ、大丈夫ですか？…はぁなんで着るときは怪盗キッド並みの速さで着れるのに脱ぐのはそんなにもたつくんですか…」
哀「また、太ったのかしらね？」
阿「…やっぱ子供たちがいないと寂しいなぁ」
私達の言葉をスルーし倒れたままぼやく阿笠博士に哀ちゃんと私は苦笑いした。
A「ってか哀ちゃんサラッと酷いこと言ったわね(笑)」
哀「事実だから仕方がないわ」
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あずきいろ
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ベルモット - キャラクターのセリフや夢主人公と怪盗キット関係性も好みでした。紺青の拳映画館で見た時は、作画が綺麗で嬉しかったですね。園子とまことさんの恋愛とかも。 (2019年7月20日 17時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。公式小説をお読みになっている方ですか？文章が細かく、説明文も分かりやすかったです。 (2019年7月20日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きです (2019年7月8日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月葵 | 作成日時：2019年6月2日 11時
