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〜智side〜
｢…おい。どういう意味だよそれ｣
普段は後輩の言葉なんぞ、興味はない。
少なくとも目上の先輩や講師には
それなりに俺でも敬語は使うが…後輩は別。
礼儀があろうがなかろうが、俺にはどうでもいい。
所詮他人は他人。敬われる様なタチじゃねえし
タメであろうが、俺は年功序列の観念には疎い方。
…そう思っていたのに
何故か今は
相葉の、抑揚のないレスに
思わず低い声が咄嗟に出た。
｢…どういう意味？それは俺が聞きたいよ大ちゃん｣
今度こそ鈍く跳ね上がった心臓。
付属の椅子から立ち上がり、ベッドの住人を
一瞬見やったかと思いきや、意味ありげな
表情でさらりと頭を撫でつける相葉。
その手馴れた仕草に黒いモヤが再び姿を
現し始める。
そんな俺を知ってか知らずか。
相葉は、引き締めた面持ちで
カーテンの中から出てきた。
｢嘘ついてまで、何しにきたの｣
｢…どういう意味だよ｣
｢どうせ、見てたんでしょ？
そんな息切らして、サボりなんて
バカな俺でも分かる言い訳してさ。
それとも、何？
そんなに翔ちゃんの事心配してる自分が
認められないの？どうでもいい相手だから？｣
｢っ、別に俺はそんなんじゃっ…！｣
一気に捲し立てられた言葉に頭に血が登った刹那
｢はいはい、ストップ、ストップ。｣
｢翔さん、寝てんだぞ二人とも｣
空気を割くようにして間に入ってきた、
松本とニノの声に遮られた。
｢そんな、見るからに不機嫌って顔されてもねぇ。
正直色々問いたいのは、俺らの方ですよ大野さん｣
｢は…？｣
｢いや、は？じゃないんすよ。
なんでこんな事になってんのか。
この人はともかく、俺と潤くんは
情報難民なんですわ。
あんた一体、翔ちゃんに何言ったわけ？｣
｢言い訳次第じゃ、俺はこれからあんたを
先輩なんて思わねぇぞ。｣
なんだよ…
なんなんだよ、こいつら
3つの眼光が、根幹から貫かれるように身体中に
突き刺さって思わず拳に力が籠る
じゃあ、どうすれば良かったんだよ
あの場で知念を、ぶん殴ってりゃ良かったってか？
＿＿＿＿＿『大野さんっ！』
ぐるぐると脳内の景色が変わりゆく中
櫻井の俺を呼ぶ、満面の笑顔が
色を失い歪んでいく
…そんなんで、あいつが喜ぶとでも？
｢っ、俺は…｣
鍵を閉め掛けていた想いを解錠しかけた刹那
｢や、めて…みんな。｣
掠れた絹糸の様な か弱い声が
熱を持った4つの鼓膜を震わせた
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& - 更新楽しみです (2019年1月4日 13時) (
レス) id: c4652a5ed4 (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - ゆーさん» ゆーさん、コメントの確認が遅くなってしまい大変申し訳ありません！泣 楽しみにして頂けてとても嬉しいです！！近々更新するのでこれからも宜しくお願いします＾＾ (2018年12月26日 20時) (レス) id: 9c00a2b6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - いつも楽しみにしてます (2018年12月26日 17時) (レス) id: 625128a66e (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - いつも楽しみにしてます (2018年12月13日 20時) (レス) id: c4b137a778 (このIDを非表示/違反報告)
シュガ−(プロフ) - 返事有難う御座います！お直しも加筆もしっかり確認済みです！笑何回読んでも飽きないのが不思議です。。！！これからの展開も楽しみにしています！！ (2018年11月10日 21時) (レス) id: fe924138d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年5月19日 19時
