6:縁下【OK】 ページ8
縁下くんは、優しい人…？
大人しくて、しっかりしてる…？
分からない。
同じ学年でクラスも部活も一緒で、
他の男の子よりも彼と親しくしているけど
実際のところ、縁下くんの性格が分からない。
内向的で優しいし、
だけど、しっかりしてる__、
それは全然間違いじゃない。
でも…その言葉が彼に当てはまるのか、否か。
そんな事を考えながら私は、
騒がしい廊下を1人で歩く。
すると、後ろから急に誰かに
引き寄せられた。
「ひっ…！だ、誰…っ」
私は無駄な抵抗はせず、問いかけるだけ。
でも…あー、皆見てるよっ…！！
人前でこんな事する大胆さと積極さ。
この時、私は心底怖かったけれど
何となく覚えている優しい柔軟剤の香りと
密着する体格からして、何となく予測できた。
「も、もしかして…縁下…くん？」
「正解。よく分かったね」
そう言って縁下くんは離れてくれた。
それだけで、終わり…と思ったら
そんな事はなかった__。彼は優しくないから。
「キス、しよっか？」
「な…何言ってんのっ！」
「聞こえなかったの？」
「ちがっ…」
縁下くんは、ニヤリと笑って
顎クイをして顔を近づけて来た。
キャーキャー叫ぶ女子の声も、
今の私には聞こえてこない。
「キスしよう」
「やだっ…」
私に拒否権なんて、もちろんなくて、
縁下くんの熱い唇が重なった___。
その瞬間、無意識に涙が溢れた。
この涙の意味も貴方と同じで、
分からない。
「Aっ…」
静かに泣く私を縁下くんは、
違う場所へと手を握って連れて行く。
最初から…そうしてよ。
「ごめん…嫌だった？」
優しい声。温かい体。
涙が止まらなくなる。
「皆の前なんて、やだっ…！」
「ごめん」
謝るの早くない？
悪いと思ってないんじゃない？
私だってキスは嫌じゃない。
嬉しい…のかもしれない、けど__。
「恋人じゃないのに…どうして…」
「恋人だったら良いの？」
「だって、キスは…恋人とすることでしょ！」
少なくとも私はそう思ってる。
「じゃあ…俺、Aの恋人になりたい。
キスしたいだけじゃない。好きだから…、
いじめたくもなる…一緒にいたいと思う。
好きだよ。
付き合おうよ、A」
何その告白__。
私は、ポケットに入っていた
古い100円を彼に渡した。
「…うん、私も付き合いたい」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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果汁ジノ％ - 飛雄の時だけオチがワロタな結果でしたwwwさすがシークレットwww (2017年8月28日 15時) (
レス) id: d083393dd1 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅーりっぷ(プロフ) - 月島のキス〇みたい…w 音駒もいいな~!! (2017年8月3日 13時) (レス) id: c5ddf9939a (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 音駒でお願いします！ (2017年7月19日 23時) (レス) id: 0139afc5af (このIDを非表示/違反報告)
ChipiE(元林檎シャルル)(プロフ) - 皆様ありがとうございます^^音駒が驚く程に多いですね。引き続き宜しくお願い致します！ (2017年7月9日 11時) (レス) id: 6c22197b94 (このIDを非表示/違反報告)
真紀(プロフ) - 青城がいいですね....（音駒も見たい....） (2017年7月6日 23時) (レス) id: 67518fadbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎ChipiE | 作成日時：2017年6月28日 16時
