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4:西谷【OK】 ページ4

「ノヤッさーん!」


少し離れた場所から彼の名前を呼ぶと
彼はすぐに私の方を見てくれた。

そして、手を振ってくれてる。



「Aー!」



相変わらずな明るい表情が好き。

私も、手を振り返す。

100円をギュッと握り締めて
ノヤッさんの元へと向かう。



「ねぇ、ノヤッさん、これあげる」


私は手の平に乗せた100円を見せる。


「うぉ!100円じゃねぇか!
どうした?拾ったのか!?」



私は、軽く首を振る。




「これは、私の100円だけど
交換して欲しいの。」


「交換?」



首を捻って考えるノヤッさん。


私は自分の人差し指を唇に当てて、
小首を傾げて小悪魔っぽく微笑む__。



「うん。私の100円をあげるから
ノヤッさんから…キスして欲しいの」



数秒間、ノヤッさんはフリーズして、
ポカーンと間抜けな表情をしている。


そして、やっと理解できたのか
ノヤッさんは言葉を放つ____。



「キ、キスして良いのか…?」



私はノヤッさんの
顔を見ながら頷いた。



「何かの罰ゲームとかじゃねぇだろうな?」


「違うよ。私の意志。
100円とキスを交換して欲しいの」



そう言って、
私はゆっくりと目を閉じた。

"マジか"、そう呟いたノヤッさんは
力強く私を抱き締めてくれた。

少し苦しいけど__、聞こえる。


この誰もいない静かな廊下で、
聞こえてくるのは脈打ちが早い
ノヤッさんの鼓動が__、凄く聞こえる。



「俺、ずっと…お前に触れたかった…」




優しく指先で頬を撫でられる。

くすぐったい……。

その感覚に、一層強く目を閉じる。




「金なんていらねぇから…」



聞いた事のない、色っぽくて低い声。

そして、ノヤッさんは私の頬を手で包んで
少し濡れた唇を私の唇に深く重ねてきた。



「んっ…」

「はぁっ…」



熱い唇は数秒でゆっくりと離れた。

離れた唇が恋しがって、寂しく思う。



ノヤッさんは、私の耳元で囁いた。



「お前が欲しい」



そして、また、キスをした。

たまに歯がぶつかるけれど、
回数を重ねる度に体がフワフワしてくる。




「ノヤッさん…」


「悪ぃ…、お詫びにガリガリ君奢ってやる」





___やっぱり、ノヤッさんは、 男前。

5:田中【NO】→←3:東峰【NO】


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

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果汁ジノ% - 飛雄の時だけオチがワロタな結果でしたwwwさすがシークレットwww (2017年8月28日 15時) (レス) id: d083393dd1 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅーりっぷ(プロフ) - 月島のキス〇みたい…w 音駒もいいな~!! (2017年8月3日 13時) (レス) id: c5ddf9939a (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 音駒でお願いします! (2017年7月19日 23時) (レス) id: 0139afc5af (このIDを非表示/違反報告)
ChipiE(元林檎シャルル)(プロフ) - 皆様ありがとうございます^^音駒が驚く程に多いですね。引き続き宜しくお願い致します! (2017年7月9日 11時) (レス) id: 6c22197b94 (このIDを非表示/違反報告)
真紀(プロフ) - 青城がいいですね....(音駒も見たい....) (2017年7月6日 23時) (レス) id: 67518fadbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎ChipiE | 作成日時:2017年6月28日 16時

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