戦って限界が来て、 ページ35
キィン！
そう金属のぶつかる音がまた聞こえた
あれから１０分くらい経ったのだろうか。未だに恩人は藍染と渡り合ってる
…あの化け物とやりあうだなんて…恩人さんも中々化け物並の力を持ってる
「ちょっと狐目さん？私を化け物扱いだなんて酷いわよ？」
ギ「化け物じゃなくて、化け物並の力って言いましたけど？」
「どっちも似たようなものじゃないの」
そうだ、さっきから心を読んでいるのか僕の考えている事、乱菊の考えている事、藍染の考えている事が分かっている。…謎だ
藍「さっきから余裕そうじゃないか」
「当たり前じゃない。私は始解すらしていないのよ？
まぁ、もう始解しているような状態なのだけれど」
藍「…成る程。君の正体は…斬魄刀だね？それも、心を読むような」
「あら、やっぱり分かっていましたのね
でも分かっても、本気じゃないと私は倒せませんのよ？」
藍「そうか…なら、何故君も本気を出さない？」
「…本気を出せば、貴方が死ぬからよ」
藍「そんな簡単に死ぬものではない。私は死神と虚を超越した…」
「だからどうしたの？私にとってはどうでもいいわ
まぁ、他にも理由はあるわ。黒崎Aという人格が死にかねないからよ」
藍「折角私を倒せるのにか？」
「貴方を倒すのは別の方の役目なんですの
役目の方が来るまで…私は時間稼ぎをさせてもらいますね」
別の方…？一体、誰の事なのだろうか
でも気のせいか、声が震えている
藍「無茶はしない方がいい。君も、疲れただろう？」
「…ふふ、何をおっしゃしますの？私はまだまだ行けますよ」
そうは言うが、少し霊圧に乱れが生じてる
…やっぱり無理してるんか？
藍「そうか…なら終わらせてやる
縛道の六十一、六杖光牢」
「…これくらい、避け…」
藍「縛道の四、這縄。縛道の六十三、鎖条鎖縛」
「ひゃあ！？」
…今の声、ちょっと…
でもギリギリ、なんとか躱せたようだ
「…うん、そろそろね」
藍「何がだ？」
「そんなの、貴方を倒す子に決まっているじゃない」
そう言って、恩人は藍染にまた斬りかかる
次の瞬間、
「ッ！？」
藍「ならば、君にはそろそろ退場してもらおうか」
刀の持ち手を掴まれた
幸いにもすぐに離れられたから良かったのだが、彼女はその場で膝をついて、息を荒く吐いた
「…ハァッ…ハァッ…」
藍「そろそろ、時間切れだろう？
君が黒崎Aの体を使うのも、疲れるのだろう」
「…そう、ね…」
乱「させない！」
藍「縛道の六十二、百歩欄干」
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彩(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます。まさかこのような計画性のない作品が面白いと言われる日が来るとは…最近体育祭の練習で筋肉痛続きですが、頑張って続編を書かせていただきます(笑) (2018年5月18日 17時) (
レス) id: c0a6d25766 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - コメント失礼します！！このお話面白くってファンになりました！続編楽しみにしてます！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: ca55176d45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩 | 作成日時：2018年3月23日 17時
