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元ブラック本丸。30 ページ30

政府から呼び出しを受けて行って帰ってきた私



政府からはこれからの未来についてだった



私のことも刀剣たちに話さなきゃいけない



ヘラヘラしてるけど、結構深刻なんですよね‼



大部屋から話し声が聞こえる



加「じゃあ主は…‼」



清光の驚いた声と



ざわざわしたみんなの慌てた声が聞こえる



私は駆け足で部屋に向かった



「みんな、どうしたの?」



乱「主、さん…」



全員がやばいという顔をしていた



何故そんな顔をしているんだろうか



私に悪戯でもしようとしていたのかな



私は清光の手元の髪に目がついた



まだ新しい綺麗な紙だった



「清光、それ…」



加「あ、これは…」



「貸して」



私は清光に手を差し出す



躊躇っていたけれど、ゆっくり渡してくれた



内容は政府からの連絡だった



実験が成功した



3年と伝えていたけれど誤差で1年になった



これを見て謎を解こうとみんなで集まっていたんだ



「…みんなで何話してたの?主も入れてよ〜」



わざとふざけた



こういう重い空気はどうも苦手で…



それにみんながどこまで知ったのかを知りたい



前「主君、失礼なことをお聞きしますが

主君は審神者で人間ですよね?」



そこまで知っちゃったのか



普通人間かなんて聞かないよね



「うん、勿論。あと1年は人間かな〜」



大「あと1年⁉」



「あれ?みんなで謎を解いたんでしょ?驚かないでよ〜」



茶化した



涙が出そうだった



1年でこの体はどうにかなっちゃう



あと1年でやっと打ち解けたこの本丸とお別れ



鶴「…主、我慢するな」



「え?」



加「そうだよ、ずっと見てきたから分かるよ」



一「私達も主の表情の変化を見破れるようになりましたな」



大「思いっきり出した方が楽だよ」



乱「主さん‼僕たちずっと聞いてるから守ってるから」



薬「思い切り、出すといいぜ」



「…ありがとぅ」



言葉にならない声だった



目から今までの何年分の涙が出る



止まることを知らない涙が



清「落ち着いたら話してくれる?」



「うん、話す話す

だからもうちょっと待ってね」



鶴さんが胸を貸してくれた



私はみんなの前で思い切り泣いた



スッキリしてから話そう全部



私がここにきたわけも、1年後に人間じゃなくなることも

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愛夢瑠 - 紫月さん» 新しいリクエストですね!ありがとうございます! (2017年8月4日 10時) (レス) id: eaef1a36b2 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - オチは、数珠丸恒次さんがいいです!これからも頑張ってください! (2017年7月28日 13時) (レス) id: 8985034839 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢瑠 - 五十嵐ありすさん» はい、了解です! (2017年7月13日 22時) (レス) id: 1237ea3efb (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐ありす(プロフ) - 薬研くんがいいです(゚∀゚*)(*゚∀゚) (2017年7月12日 15時) (レス) id: 4f9bcfa31e (このIDを非表示/違反報告)
愛夢瑠 - 彩乃さん» 二票目です!コメントありがとうございます! (2017年7月4日 13時) (レス) id: 1237ea3efb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛夢瑠 | 作成日時:2017年7月1日 22時

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