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元ブラック本丸。14 ページ14

部屋に私と鯰尾くん



襖を挟んで清光、安定、一期さん、乱ちゃんがいる



薬研くんは他の刀が来ないように粟田口部屋で待っている



「鯰尾くん…」



鯰「…ッ……」



私が名前を呼ぶと怯える



鯰尾くんが私の話してくれると言う理由は2つあった



1つ目は私の言葉に反応してくれた



結果的に刺しちゃったけど勢いがあり過ぎただけ



もし、勢いがなければ止まっていた



2つ目は、鯰尾くんの第一印象



それは全身で助けを求めていた



私の勘だけど



もう一度失った仲間に会いたい



もう一度普通に笑いたい



そんな感じだった



「怖がらないで、鯰尾くん」



鯰「………んで」



「え?」



顔を下に向けていて表情が読めない



鯰「なんで、なんで貴方は俺を折らないの?」



「なんでって…」



前の主はこういう刀剣がいたら折っていたんだろう



だけど、私はそんなことしない、絶対



でも、なんだから今の言い方だと…



「鯰尾くんは折ってほしいの?」



鯰「な、なんで…」



「私がそう感じただけだから、違ったらごめんね?」



暫く沈黙が続く



どうしよう、何を話せばいいか分からなくなってきた



鯰「俺は、正直貴方を刺した時後悔した

と、同時にやっと折ってもらえると思った」



驚かなかった



予想が合っていたからだ



やっぱり鯰尾くんは…



鯰「俺はこの本丸で初鍛刀された刀なんだ」



一番最初からいた刀なんだ



恐らく初期刀は折られてしまったのだろう



ずっと前からこの本丸にいて



苦しい人折られる人を見続けてきて



1週間前にやっと私(主)を刺せれて



折ってもらえる、楽になれると思ったんだろう



「ごめんね、私は刀を折ったりなんて出来ない」



鯰「…そ、っか」



「でも、君の失った大切な仲間を鍛刀することは出来る」



鯰「え…、鍛刀してくれるの?骨喰を?」



「うん、骨喰くんを。でも、条件があるの」



すると鯰尾くんは立ち上がる



そして刀を床に置いた



どうしたんだろう



「鯰尾、くん…?」



鯰「貴方のこと、認めたわけじゃないけど

でも、俺みたいな奴に刺されそうになったら

ちゃんと守るから、だから…」



そう言うと私に近づいてきた



そしてふんわり抱きしめてくれた



凄く弱々しくて、震えていた



鯰「だから、俺を捨てないで

そして、骨喰に会わせてください」



私は鯰尾くんを抱き返した

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愛夢瑠 - 紫月さん» 新しいリクエストですね!ありがとうございます! (2017年8月4日 10時) (レス) id: eaef1a36b2 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - オチは、数珠丸恒次さんがいいです!これからも頑張ってください! (2017年7月28日 13時) (レス) id: 8985034839 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢瑠 - 五十嵐ありすさん» はい、了解です! (2017年7月13日 22時) (レス) id: 1237ea3efb (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐ありす(プロフ) - 薬研くんがいいです(゚∀゚*)(*゚∀゚) (2017年7月12日 15時) (レス) id: 4f9bcfa31e (このIDを非表示/違反報告)
愛夢瑠 - 彩乃さん» 二票目です!コメントありがとうございます! (2017年7月4日 13時) (レス) id: 1237ea3efb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛夢瑠 | 作成日時:2017年7月1日 22時

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