元ブラック本丸の審神者になりました。

元ブラック本丸。2 ページ2

加「ここって俺以外に刀いるの？」



最初から痛いところについてきた



いるのはいるけれど、会わない方がいい



ここの男士たちはまだ私を警戒している



いつ、加州くんも襲われるか分からない



加「その顔はいるんでしょ、安定いる？」



「いると思いますが、やめといた方が…」



加「なんで？彼奴なら俺のことわかると思う…」



そう言って襖に手をかけた



私は止めたんですよ



止めたんです、ちゃんと止めたんです



でも加州くんが勝手に開けたんです



立っていたのは刀(本体)を持った大和守くん



私は先程、ここに着いたばかりの時



この人に殺られかけました



なんとか逃げ切れたんですが…。



加「うわぁぁあ‼お前、本丸で本体出して何してんの⁉」



大「清光…？清光なの？なんで、どうして…？」



驚いた加州くんは襖を閉める



すると刀が襖を貫通した



あっち側から突かれたんだろう



「説明すると長いんですが、前任の主さんが悪い人で

その人が亡くなったんで私が新しい主で…」



加「は？前任？どゆこと？」



「んんー、ざっくり言うと加州くん以外主を憎んでます」



そう言うと加州くんは青ざめた



ですよね、まだ顕現して5分ですもんね



はっきり言うと赤ちゃんですよね



Lv1(加州)がLv73(大和守)に勝てるわけがないですよね



大「清光いつ来たの？」



襖の向こう側から声が聞こえる



加州くん完全に怯えてる



加「5分程前から…」



大「…主を信用しない方がいい、主なんて呼ぶことも嫌なのに」



加「なんでそんなにお前は…」



大「…………」



加「あ、後でゆっくり話そ」



大「……うん」



襖から刀が抜かれた



そして足音が遠ざかるのが聞こえた



「行きました…？」



加「行った行った、はぁ〜怖かった」



「そんな訳でこの本丸はこんな感じです」



加「俺、ここでやってける気がしないわぁ」

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