# 36 ページ36
神宮寺side
姉と歩いていた訳でもない。いないし。
妹と歩いていた訳でもない。いないし。
誰と歩いていたんだと言われればそれは
母です
としか言いようがない。
もう50間近の母は息子の自分が言うのもアレだけど歳の割に若くて綺麗に見える。
そして一緒に歩いている現場を彼女に見られてしまった。
母にまだ紹介していないから誤解するのはしょうがないが、ぷりぷりと頬を膨らまして怒っている顔は見応えがある。
だから意地悪っぽく言ってやった
「アレうちの母なんだよね、ほら」
写真まで見せると怒っている表情から一気に顔が紅くなって焦り始めた。
「ごめんなさい！私の勘違いでしたわ！そうよね、貴方がこんな事するはずないって1番分かってるはずなのに…ごめんなさい」
「どうしよっかなー。凄い傷ついたなぁー。」
こんな棒演技にも騙されてオロオロする彼女はとても見応えがある。
「じゃあキスしてくれたら許してあげる」
「えっ////」
「ほら！早く」
「$€%#○×〒」
パニック中の彼女からはなんだか全然してくれそうにもないから痺れを切らして自分からした。
「俺は浮気なんかしてないから。俺には律だけだから。わかった？信じてくれないとこれよりもっと凄いキスを学校でするよ」
「わかった！わかったから！私が悪かったわ！信じるからもうやめて…」
最近敬語じゃなくなってきていることが微妙に嬉しい。本人は気づいてないだろうけど。
「いい子♪」
これで今日もまたこの子に惹きつけられていくのだろう。
続く (更新停止中)
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てぃあらー - はらさん» 外します。申し訳ありません。 (2018年5月31日 21時) (
レス) id: e08a0fd756 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年5月30日 22時) (レス) id: db2714cbd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぃあらー | 作成日時：2018年5月30日 21時
