【イナGO】脳内革命ガール【速水鶴正】 (ページ3)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:6,347 hit

2 ページ3

「･･･はぁ」

俺は溜息をつき、母の作ったおにぎりをぱくり、と食べ始めた。

まぁさっきインターネットの世界ではうまくいってる、とは言ったのだが、

俺の現実はそう簡単にはいってないのだ。

今の俺は24歳、そう、今の俺はこんな感じ。

無職、
童貞、
鈍臭い。

この三点セットが貼り付けられている俺はなんとも言えない存在だった。

「こんなの世の中の常識でしょう。」
「連帯責任をとってもらうわ。」
「ほんと正義ぶってるわね、幸福主義なの？」

この言葉が脳裏に刺さる

だって俺にはわからないことだから、

俺には出来ないことだから、

俺は人に頼って頼られることが当たり前だと思ったから。

あんな三点セットが着いていても

いいたいことはいいたいから、ちゃんと言う。

また反論を喰らう。

俺に対する悪口も広がる。

･･･こんな腐った世界で俺は疲れてしまい、とうとう我慢出来なくなり会社を辞めてしまった。

そうやって周りからは否定され、論破されの繰り返しで

俺はストレスが溜まりに溜まった。

そしてその解消法はこうやって同氏が集まったサイトで愚痴を聞いてもらうことだ。

そのサイトの名前は･･･。

地獄型人間動物園だ。