第三十五話 ページ37
ｼﾞｭｳｳｳｳｳ…
『いやああああああああああっっ！！！』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
狐華Aside
『はっ』
また、長い夢を見た
『……ぅわ、汗まみれ…』
演練から帰ってくると、久々のせいか疲れてしまったようで、私は自室で寝てしまったらしい
最近、ふとしたときに寝ると嫌な夢を見る
…夢と言っても、過去に起こったことばかりだが
『……これから先、あの人たちに会わなければいいけど…』
そう呟き、私は大広間へ歩き出した
＿＿＿＿＿＿＿＿
今日もこの本丸は騒がしかった
楽しそうだと思った、けどその輪には入れない
『はぁ………』
そんなことを思いながら、私は今風呂に入ってる
1人だから、優雅に満喫出来て満足。
私の背中にある刺青
これは、私が逃げないようにと刀剣男士全員で
つけてきた黒い刺青
鏡を見る度に、感じないはずの痛みを感じる
出来れば、誰にも見られたくない……
だから背中の方の傷は自力で治してる
『………誰？』
「っ！！！す、すみませっ…」
『っ、…五虎退、どうしたの？』
誰にも見られたくないと思ってる矢先、
誰かいるのに気がついて、相手に悟られないようにゆっくり静かに背中を浴槽で隠した
五「お、お風呂に入って、出ようと思ったらAさんが入ってきたので…それで、いつ出ようかと考えてて…すみません！」
『謝らないで、大丈夫だから』
五「あ、ありがとうございますっ！……あの、いち兄のこと、どう思ってますか…？」
『………どうして？』
五「…最近の、Aさんを見て、思ってたんですけど……僕達とも、距離を置いてますよね…？」
『！』
まさか、三日月宗近以外の刀に、刀剣男士も警戒してることがバレてるなんて…
五虎退も気づいてる、ていうことは他にも私をそう思ってる人はいるはず
『…ごめんね』
五「え…？」
『このことは、まだ誰にも言わないでほしいの』
五「…」
『もし、私がここの人達を信じれるようになったら、そしたらそのときは話すよ。だから、』
＿＿＿＿＿＿＿それまでは、待っていてほしい。
私は、五虎退の目を見て言った
短刀ですら恐怖を感じる
でも、ここで生活してる間に気づいた
��この本丸は暖かい��
五「…はい！わかりました…待ってますね、ずっと」
『！…うん！』
いつか、私のこの冷めた気持ちと共に背中の刺青も消えてほしいな…なんてね。
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【彩北】(プロフ) - つきなみさん» 初めまして、コメントありがとうございます。ヤンデレでしたか！？そう思ってもらえて光栄です！()更新、なんとか頑張ります！ (2019年2月23日 16時) (
レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
つきなみ - 初めまして。こちらの作品が好きで、楽しく読ませて頂いてます。刀剣男士のヤンデレ具合、最高です！夢主ちゃんはどうなってしまうのか、今の本丸の審神者さんと男士は夢主ちゃんを助けること間に合うのか、続きを楽しみにしています！ (2019年1月22日 20時) (レス) id: 2209e94daf (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - 4869H.Kさん» 面白いだなんて…！嬉しい限りです！ありがとうございます！！頑張ります！！ (2018年12月25日 17時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
4869H.K(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年12月10日 2時) (レス) id: 7a8b945c7b (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - なすの炒め物さん» コメントありがとうございます！そんなことを言ってくれるだなんて…とっても嬉しいです！その一言だけでも頑張れる気がします！続編を作ろうと思ってるので、続編が出ましたらぜひ読んでください！ (2018年11月14日 1時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2018年9月27日 23時
