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届かない、、、


思いっきり背伸びをしてみるけど

ちょっと難しそう





諦めて椅子でも取りに行こうかと悩んでいる時だった。




「貸して」




突然後ろから声が聞こえて
振り返ろうとした時にはもう既に

黒板消しはわたしの手にはなかった。







「あ、あの…」



あっという間に綺麗になった黒板。




JK「よし」


「あ、あの、ありがとう、ございます…」




頭を下げると

大げさだ なんてを細めて笑う彼。








JK「帰ろうと思って歩いてたら

たまたまAさんのこと見つけたんだ」



「そっそう、だったんですね」



JK「Aさん、で合ってるよね?」



「はい」






、、、会話終了







もっとまともな返しはできなかったのか


本当、自分のコミュ力の低さに泣きそうになる…。









しばらくの沈黙が流れたかと思うと



「!?なっ」





突然わたしの顔を覗き込んで

ジリジリと近づいてくる彼。



背中がトンと黒板にぶつかった。






JK「…もしかしてだけど、覚えてない?」



「え!?」



JK「俺一応同じ中学だったんだけど」



「しかも同じクラスだった…」って

ちょっと拗ねたような表情を浮かべている。






「っ、あの、、、近い」



JK「本当に記憶にないの?少しも」




うまく言葉が出なくて
ふるふると首を横に振るのが精一杯。







JK「じゃあ、名前わかる??」



「っわか…るよ」



JK「…本当に?」







.









「ジョングク君、

…チョンジョングク君っ…だよね?」





一瞬

びっくりしたみたいで


目を見開いたジョングク君。




でもすぐに

「正解!」



そう言って今度は

くしゃくしゃな笑顔を浮かべて微笑んだ。

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_(プロフ) - 1ちゃんさん» 1ちゃんさんコメントありがとうございます!低浮上すぎて申し訳ないです。。更新頑張ります( ´∀`) (2020年7月31日 19時) (レス) id: c139fc4a65 (このIDを非表示/違反報告)
1ちゃん - 好きイィぃぃぃぁ!?!?!?更新楽しみにしてます! (2020年6月28日 16時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - くるんさん» くるんさんコメントありがとうございます!最近あまりログイン出来ず更新と返信共に遅くなってしまいごめんなさい( ; ; )素敵なググを書けるように頑張りますね〜( ´∀`) (2020年6月22日 2時) (レス) id: c139fc4a65 (このIDを非表示/違反報告)
くるん(プロフ) - このムズムズっとした距離感がまたいいですね…!!!!(男前ジョングクがいい!!かっこよすぎ!!←)これからも楽しみにしてます!!頑張ってください♪ (2020年6月14日 9時) (レス) id: 3a0b839ac7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:. | 作成日時:2020年5月2日 5時

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