橙色と白

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「え！？？Aさんって あの1年生の

ユン・ソアちゃんのお姉さんだったの！？！」





勢い良く立ち上がった拍子にガタンッ


クラスメイトの座っていた椅子が後ろに倒れた。



大きな声と音が響き渡って、一瞬静かになったかと思えば次第にざわざわと騒がしくなっていく教室。







クラス中の注目を浴びてる気がしてる


…視線が痛い






「いや〜全然知らなかったよ」


「俺も〜」



口々に言うクラスメイトたちにへへって

笑うことしかできない。







入学して以来 こんなに

注目されたことがあるだろうかってくらい

注目されてて



…絶賛あがり症大爆発中です。







決して、隠していた
わけではないんだけど


聞かれたこと、ないし



自分からわざわざ
アピールすることでもないし…




「全然気づかなかった」って

言葉がちらほらと聞こえてくる。







それはそうだ。


似てるだなんてわたしの記憶の限りでは
言われたことはない


自分でも似てるだなんて今まで思ったことはない。









SA「おねぇちゃーん！」



噂をすれば



教室の入り口からひょっこりと顔を出して

ニコニコの笑顔で手を振る妹のソアの姿があった。

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