ビターチョコレート。 (ページ12)

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いつの間にページ12

置いていかれないようにとは言ったものの
ジョンデとぎょんちゃんとの話に花が咲いて結局いつもの速さで漕いでた私達

駅に着いた時には

「もう3人とも遅い～！」

「俺たち待ってるんだからもっと急げよ～」

と、アイスを食べながら文句を言ってきた。

アイスを嬉しそうに食べながら言うもんだから
私とぎょんちゃんは思わず苦笑い。

ジョンデは俺も早く来ればよかった～なんて言い出すし。

「あ、もうそろそろ電車が…行かないと、」

「チャニョルもほら、もう電車くるんだろ？(笑)」

いつまでも喋っていそうなベクとチャニョルに見兼ねたジョンデが
チャニョルの肩を軽く叩いた。

「いてっ！あ、本当だ行かないと、また明日！」

ブンブンと手を振るチャニョルとその横で微笑んでるぎょんちゃん。

「また明日ね」

「じゃーな、」

「またな！」

2人と別れて3人で自転車に乗って
今度こそ帰り道につく。

「それにしても今日はなんか濃い1日だったな～」

「久しぶりにAの可愛いもの好きが見れた(笑)」

「だってぎょんちゃん可愛いんだもん～」

「しばらくはA、ギョンスにベッタリか(笑)」

しょうがない、ぎょんちゃんだもの。(←)

…あ、

「連絡先聞いてなかった！」

「あ、俺もギョンスの聞いてない…」

ジョンデと2人で項垂れていると

「しょうがない、ベク様が教えてあげようじゃないか」

なんて言って誇らしげになるベク。

ってかいつの間に教えてもらったの。

「チャニョルに教えてもらったんだよ。で、いるの？いらないの？」

心が見透かされてたことにびっくりだけど

「欲しいです！」

とりあえず答える

「A、声に出てるから(笑)俺も教えといて～」

え、そうなの？

「気付かないとかバカ(笑)わかった、送っとく～」

ば、バカ…ベクに言われたくないし！

その後はいつも通りたわいもない話をして
ジョンデと別れてからベクと家の前で別れた。