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ぐちゃぐちゃであろうルーのような物体を食べる川上さん。
変な音が微かに聞こえる。
ジョリジョリ言ってるよ。
コーヒーの粉かな。
「外はカリカリはいいんだけど、中がぐちゃぐちゃ。」
やっぱり。
なんとなく不安だったんだよ。
「でもチョコって言われたらチョコかも」
川上さん、若干味覚おかしいんじゃ……
二日酔いってそんなもんなのかな。
分かんないけど。
その後川上さんの分かるような分かんないような説明をし、伊沢さんの地獄のチョコへ。
「ギリギリでいつも生きていたいから あーあ
みんなに健康に生きてほしいチョコ」
これは食べたけど……伊沢さん、犠牲者増やすな。
須貝さんにも山本さんにも配ってるじゃん。
「んっ！……やりやがったな。」
はい。伊沢さんやりやがりました。
「これがカレーのルーだよ。」
優しめに山本さんに言う川上さん。
優しさ出ちゃってるよ。
そして感想もそこそこに締め。
「いや伊沢さんこれ健康っぽくないと思います」
「プロテインメインだから！カレーじゃねえもん」
「味は完全にカレーメインになってました」
なんて会話をしているお三方を置いて、小走りにキッチンに向かう。
さっき作っておいたショコララテを手早く温め直して、みなさんのマグカップに淹れる。
この香りに、バレンタインっていいなと思っちゃうな。
トレイに載せて撮影部屋に運ぶと、不思議そうな顔をした人たちがこちらを見た。
『あの、一応バレンタインなんで……』
みなさんの前に置くと、嬉しそうな顔をしてくれるのが、私まで嬉しい。
「え、じゃあいただきまーす」
川上さん以外は知ってたから、何も驚かずに口に運んだけど、川上さんはすごく驚いてた。
まあバレンタインに縁が無さすぎて、今まであげたことなかったもんね。
「え、え、ちょっと待ってAから？」
『まぁ……はい。』
「……ありがとう。」
何もそんなに驚かなくても……
そんな私達をそっちのけに山本さんが「おいしい！」と叫んだ。
『え、ありがとうございます。』
「これ俺本当に好き！どうやって作ったの？」
『どうも何も……牛乳に刻んだチョコレート溶かしただけです。』
「へえー！」
喜んで頂けるのはもちろん嬉しいんだけど、ここまで嬉しそうにされるとなんか……なんともいえない。
「Twitterにあげちゃおー」
「お、いいなそれ。」
急に写真で撮り始めた山本さんと、空のコップの写真を撮る須貝さん。
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琉羽 - 姫宮りなさん» 全然大丈夫ですよ〜。そうなんですね！すごく楽しみです。 (2020年3月21日 23時) (
レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
姫宮りな(プロフ) - 琉羽さん» 遅れてすみません。実は既に続編でそのようなお話を登場させる予定でございます……！ご期待に沿えられるか分かりませんが、もう少しお待ち下さい。 (2020年3月21日 15時) (レス) id: 44cfe62c3a (このIDを非表示/違反報告)
琉羽 - 姫宮りなさん» お忙しい中レスをありがとうございます。そう言って頂けて私も嬉しいです。これは私の我儘にであり姫宮さんを困らせるリクエストかもしれないのですが弟子がせめて東大を卒業するまで見守る川上さんの姿を小説で描いて欲しいなと思っています。 (2020年3月19日 9時) (レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
姫宮りな(プロフ) - 琉羽さん» じーんとくるコメントありがとうございます……本当に嬉しいです。これからも少しずつ頑張ります。 (2020年3月18日 22時) (レス) id: 44cfe62c3a (このIDを非表示/違反報告)
琉羽 - 初めまして。クイズに愛された美少女1からずっと読んでいます。QK が大好きで箱推しですが中でも同年代の川上さんを尊敬している時にこの作品と出会えました。素敵な縁をありがとうございます。これからも応援してます。お体に気をつけて下さいね。 (2020年3月18日 17時) (レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫宮りな | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Rina_Himemiya
作成日時：2019年12月26日 23時
