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『須貝さん、何作ったんですか？』
「気になるー？正解は……じゃーん！」
既に冷えた円盤状の物体を効果音付きでみせて下さった。
ところどころキャベツがはみ出てるのがご愛嬌かな。
『お好み焼きですか？』
「そう！関西人だからさ、キャベツ多めにしといた。」
『……味の喧嘩起こしません？』
「まあそれが狙いだし！」
キラーンとした笑顔で爽やかに言い切る須貝さんだけど、やってることだいぶひどいですよ。
「というかAはバレンタイン何かするの？」
『今日はチョコレートドリンク作ろうと思ってます。ちゃんとしたのは彩加さんと考えてますよ！』
「いいお口直しになりそうだね。」
でかしたぞ〜と頭をガシガシと撫でてくださった。
いや、前提がそれって。
皆さんどんだけまずい品を作ったんだろう……
「伊沢だいぶやばいから聞いてきな！」
『分かりました！』
どうやら須貝さんの更に上を行くやばさのようだ。
伊沢さん、容赦なく不味くしそうだよね。
山本さんは無意識に大変なことしてて、
須貝さんは悪意を持っていたずらし、
伊沢さんは欠点を調べ上げた上で不味い品を作り出していそうだ。
怖いけど、聞いてみよう。
『伊沢さん、ギリチョコ何にしたんですか？』
「体にいいチョコ！！」
『……それ、絶対一周回って良くないやつです。』
「えー聞いてよー……」
あまりにも寂しそうな表情をするので聞くことにした。
『何入れたんですか？』
「プロテインとミロと牛乳とキャラメル。そして」
『あーもういいです』
「ここからが大事なの！秘密の隠し味！」
どうせ変なもん入れたでしょ。
『はぁ……なんですか？』
「あ、Aの分あるわ、取ってくる！」
『え』
なんと私まで餌食にされるらしい。
「はい、これ食べてみ！」
『はい……』
渋々受け取り、憂鬱な気分でカップから取り出す。
冷たいな。
『いただきまーす』
もう諦めて食べよう。
覚悟を決めて目を閉じて齧ってみると、口の中に若干の甘さと、圧倒的な辛さが広がった………
……辛さ？
『隠し味が隠れてないです！なんですかこれ！』
「あ、固まらなかったからカレー入れた。」
『え！？かっら！すべての味にカレーが勝って辛いです。』
「まじかぁ！あっはっは！！」
驚く私を見て爆笑してる伊沢さん。
ひどすぎる。
『もう伊沢さんにはバレンタインあげません。』
「いいじゃん！これ企画！！」
とりあえず私はチョコレートドリンクを作ろう。
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琉羽 - 姫宮りなさん» 全然大丈夫ですよ〜。そうなんですね！すごく楽しみです。 (2020年3月21日 23時) (
レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
姫宮りな(プロフ) - 琉羽さん» 遅れてすみません。実は既に続編でそのようなお話を登場させる予定でございます……！ご期待に沿えられるか分かりませんが、もう少しお待ち下さい。 (2020年3月21日 15時) (レス) id: 44cfe62c3a (このIDを非表示/違反報告)
琉羽 - 姫宮りなさん» お忙しい中レスをありがとうございます。そう言って頂けて私も嬉しいです。これは私の我儘にであり姫宮さんを困らせるリクエストかもしれないのですが弟子がせめて東大を卒業するまで見守る川上さんの姿を小説で描いて欲しいなと思っています。 (2020年3月19日 9時) (レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
姫宮りな(プロフ) - 琉羽さん» じーんとくるコメントありがとうございます……本当に嬉しいです。これからも少しずつ頑張ります。 (2020年3月18日 22時) (レス) id: 44cfe62c3a (このIDを非表示/違反報告)
琉羽 - 初めまして。クイズに愛された美少女1からずっと読んでいます。QK が大好きで箱推しですが中でも同年代の川上さんを尊敬している時にこの作品と出会えました。素敵な縁をありがとうございます。これからも応援してます。お体に気をつけて下さいね。 (2020年3月18日 17時) (レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫宮りな | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Rina_Himemiya
作成日時：2019年12月26日 23時
