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「 ……そういうことでして 」
涼『 なるほどねえ 』
泣いたと思ったら、急に笑いだした私を
涼くんはや本気で心配して
'' 病院行った方がいい…？'' とガチなので
それを必死に止めて、事情を説明する
涼『 それってつまり、嫉妬したってことでしょ？ 』
「 あ、いや…ま、まあ 」
涼『 なにそれ、めっちゃ可愛いじゃん 』
「 っちょ！涼くん？！ 」
私の視界は白い天井と
私を見下ろして、妖艶に微笑む涼くん
涼『 襲いたくなっちゃうよ 』
「 〜っ、い、いよ……？ 」
涼『 …？！ 』
涼くんは私の言葉が予想外だったようで
目を見開いて驚いている
私は自分の言葉に恥ずかしくなって
思わず涼くんとぶつかっていた目を逸らす
涼『 あ〜、もう 』
「 りょ、くん……？ 」
涼『 言っとくけど余裕ないんだから、俺 』
「 へ……？ 」
涼くんは私を起こして、立ち上がると
自分の部屋の棚を開けて、袋を取り出した
涼『 はい、プレゼント 』
「 え？ 」
涼『 今日、付き合って4年記念日…でしょ？ 』
「 覚えてて…くれたの？ 」
涼『 うん……でも、4年も一緒にいるから何プレゼントしたらいいか迷っちゃって…… 』
「 …！もしかして！ 」
涼『 そう、そのまさか。姉ちゃんに相談して、一緒に買い物付き合ってもらってた 』
「 んん〜…涼くんありがとう〜 」
涼『 ううん、俺こそ勘違いさせてごめんね？ 』
「 私こそ……ごめんね？ 」
私はプレゼントとして貰った指輪を
自分の薬指に付けてみる
サイズはぴったり、さすが涼くんだ
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作者名：shion. | 作成日時：2019年10月11日 20時
